学会出張記2023:ウィルミントンの変(四日目)
0日目の記事で、いい飛行機が取れなかった件を書いた。その理由はまあ、つまりウィルミントンに行く日本人なんてどこの会社も想定してないってことなんだろうけど、羽田からダラスまではいいとしてダラスで五時間以上待ってそこからウィルミントン、というコースはお世辞にもいいスケジュールとは言えない。けど帰りはもっと酷で、ウィルミントンを明日の17時に出発してニューヨークのラガーディアかニューアークか……ともかくその辺の空港について、そこからタクシーでJFK空港に移動、JFK空港から午前1時出発の便に乗って羽田に4時45分着という……まあ、ひどいね!としか言いようがないルートなのだった。
ここで問題になるのが、明日のスケジュールである。ここウィルミントンの地では、この場所から空港まで7.6kmある。iPhoneのマップアプリの答えだがきっと直線距離だろうから実際には10km以上は覚悟した方がよい。歩きたくはない距離だ。確認したところバス路線も途中までしかカバーしてないらしい。そしてウィルミントンで野良タクシーを捕まえるのは絶望的である。なので残った手段はホテルでタクシーを呼んでもらうことになるのだが、そうするとチェックアウトした後学会に出てその後でタクシーを拾うというスケジュールは組めないということになる。さらに言うとチェックアウトもあまり遅くまではいられないので、11時くらいになったら荷物をまとめて出て行く感じになるんだが……
何を気にしてるかって? ウィルミントン空港、マジでなにもないんよ。というか、柔らかい椅子がないんよ……5、6時間居座るにはちょっときつい印象です。でもそれ以外のスケジュールは組めないんだな、これが。
やっかいな爆弾を、よりによって最終日に抱えていたわけだ。おかげで今日はどうにも楽しむ気になれなかった。その上、今日に限ってウィルミントンはクソ暑い! iPhoneのsafariに「天気」と打ち込むとsiriが天気を教えてくれるのだが、32度ってマジかよ……なお明日は25度だそうです。歩いてもいいんちゃう?
それはさておき、学会である。僕は上のスケジュールなので学会最終日は出られないため、実質今日が最終日。実はInverse problemのセッションに興味があったんだよねーと出かけてまずは全体講演に出るかと時間20分前に会場へ。開かない。
あれ? と思ったら、親切な人が教えてくれた。今日の会場は違う場所なんだと。そういえばそんなこと書いてましたねハハハ。そっか、土曜日だからかな。で、場所は?またキャンパスの反対側?いい加減にしろよこのやろう。
まあ愚痴っても仕方ないので、同じく勘違いした人々が前の会場へ行くのとすれ違いながら会場へ。座ったはいいんだが、ちっさい会場やね……これはいっぱいになる奴では? と思ってたら案の定だったのだが、それ以上にやべーのがパソコンの調子で、モニターに映し出されているスライドの画像が頻繁に途切れて真っ暗になる。発表者がすげーやりにくそうにしてた。あれはいくらなんでもないと思う。全体講演ってそれをやるに値する偉い人がやるわけで、50分の用意をしてきた偉い人にあれはちょっと……というので、だんだん腹が立ってきたのと、そもそも部屋が小さすぎて完全に埋まってた上に立ち見まで出てたので、もういいや行こうと出て、その後はもう完全にやる気をなくしてました。inverse problemももういいや……飯食って適当に時間潰して帰ろう。あまり早くホテル帰ると部屋がメイクされてないので15時くらいに帰ろうと調節して帰ってみたらメイクされてなかった。なめてんのか。
実はこのホテル、初日にもこれやらかしたんだよね……二日目もそうだったらさすがに抗議しようと思っていたのだが、二日目、三日目が大丈夫だったので油断してた。気分よく滞在できたのでチップくらい払おうと思ってたけど完全にやる気失せた。ここに払う追加料金は一銭もないわ。
まあ、とはいえバスタオルも二枚目が一応あるから今日はなんとかなるし、それでもいいか……と消極的な考えで部屋に引きこもり、疲れたのですぐに寝て、起きたのがいまです。そんなわけで学会出張ライフもここまでで終了。次更新するのはたぶん帰った後だろうね!
……ちゃんと帰れるのかなこれ。
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