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おでんの深みへ!

年始からまた寒くなってきましたねー!
みなさんお身体に不調でてないでしょうか??
私はインフルエンザで年末ぶっ倒れてました!
そんな私、鍋海 光が今回の稽古場ブログを書かせていただきます!

ここ最近の稽古は
初の通し稽古
そして通しを経ての稽古が進みました。

過去と現在でお話しは進むのですが、
過去のシーンと現在のシーンを通してやることで見えてくるもの。
時代を飛び、年齢を重ねる姿。
各々に深みが増していました。

深みが増す。
言うならば、おでんの大根が染みてくるような感じなのですが、
稽古初めはまだ、切り立ての大根をおでんに入れたてと言うイメージ。

まだどこかぎこちなくて、周りのたまご、こんにゃくたちとも。
あ、初めましてー。と言った感じなのですが

時間が経ち、ダシに、それぞれの味が染み
そして、そのダシが大根に、体に染みてくる。
角も取れてほろほろになった大根へ。

柔らかさもあり、味の深み。
それぞれの良さが出て、そしてそれをまとめるダシがうまいとなると、もう満足ですよね。

芝居ともよく似てるなと。
今回本当に感じましたね。

しみるまでに時間がかかる食材もあります。
その分周りの味が染みたダシが身体に入る。
っていう感じですかね。

周りが変われば、自分も変わる。
辛口にし過ぎたなと、もう少し砂糖を足してと。
料理しているのが、演出家。
全体のバランスをみて、試行錯誤。

おでんのメインってなんやねん!と人によっては違うと思いますが、昆布巻きという人はなかなかいないと思います。
でっかい昆布巻き入ってたらびっくりしますよね。
でも、昆布にも役割はあって、、、と

逆に、メインの食材はもっと主張して俺を食べてくれ!ダシが身体に染み渡り、柔らかさも、味も今最高やぞ!と主張していかないとなと。

それぞれの役割!
そして、役の味!
しっかり出して、もっともっと深い味へ!
そのためにも、各々がもっと出していけたらすごいおでんになると思います!
まだまだ味が変わったりしても大丈夫!

うちの料理人は、すごいんですから!!

さぁ、本日は2回目の通し稽古!
まだまだ上がるぞっ!!
おでん食べたくなっちゃったな。

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