見出し画像

物語であることの意味

皆様猛暑の中、いかがお過ごしでしょうか。藤原です。

いよいよ来週に迫ってきました、火曜日のゲキジョウ「解熱剤」。他のメンバの記事にも書かれていますが、今回の公演は、劇団のスキルアップ公演。先輩の力もいっぱいいっぱい借りながら、若手メンバが中心となって公演作っていっています。次から次へと、あれもやらなきゃこれもやらなきゃな日々で、もはや波乗りサーファーみたいな気持ち。でも楽しいです。

今回の中心、椿さん!


昨日は4回目の通し。30分の作品なので、稽古で毎回通せるのも良いところ。私は今回、自分の役の想像というかイメージが難しくて、ちょっと苦戦していた数週間。みんなはどんどん固めていっている中で、なんか自分はうまくいってないな、という感じで焦る焦る。そんな中で、昨日の通し稽古では少し光が見えた気がしました。少し余裕ができて相手をちゃんと見れた。心が動き出した、そんな感じ。まだまだ粗いところはありつつですが、ここから一気に上げたい。
人はつい、一面で見られがち・語られがちなところがあると思うんですけど、二面目、三面目、みたいなところも併せて、人間の全体の表現で見せられるのが演劇だったりお芝居なのかなと思っています。口ではこう言ってるけど内心は違うこと思ってるじゃん、みたいな、なんかいいも悪いも人間らしさ、みたいなところも出せると良いなと思ったりします。

さて、今回私は、役者の部分に加えて、作・演出の椿さんのサポートをさせていただいています。上手くできているか、椿さんがやりやすいようにやれているか…いやまぁ、もっとうまく動けたな、の方が多いかな。ごめんなさい。
だから今回、椿さんの話を聞くことが多い。学校公演の稽古からも一緒だったので、色んな話をしながら、ここまでかなり長い時間を椿さんと共有してきた気がします。
そんな中、この間椿さんが「でも僕は、この作品を世に出せて嬉しい」(ちょっとうる覚えですが、ニュアンス)というようなことを言っていて、なんか私はそれが凄く嬉しかった。
言いたいことを伝えるということだけを考えれば、手紙とかSNSとかLINEとか、わざわざ30分もかけなくても伝えられると思うんです。だけど、お客様と一緒に30分を過ごして、同じ時間とか空気とか熱量とか、そういうのを共有して一緒に物語を感じてもらうということが、舞台・演劇のつまるところの面白さなんだと私は思います。だから今回の作品がそんな30分になれば、私はとても嬉しいなと思っています。
そのために、相手役にもお客様にも伝える、そういうところを意識して、ラスト1週間を過ごしていきます!

そんなこんなで今日は劇場での合同通し稽古。まずは何より全員で楽しみたいと思います。良い作品になりますように!

いよいよ争いが始まりそうな予感
このお二人のコンビ感に注目
このお二人は…
二人の心がどう動いていくか
どうぞよろしくお願いします!

タイトル
火曜日のゲキジョウ
[30×30 pair.215]『ステージタイガー × 劇団皆奏者』
ステージタイガー「解熱剤」

作・演出
椿 優希

日時
2024年8月13日(火) 18:30- / 20:15-

会場
in→dependent theatre 1st
https://itheatre.jp/1st2G.html

チケット
2,000円
(チケット1枚で連続する2本を観劇できます。)

ご予約フォーム
https://www.quartet-online.net/ticket/kg240813?m=00febac

なんきちさんが、めちゃくちゃ分かりやすい公演の説明を作ってくださっています。素敵!こちらもどうぞご参考にいただければ嬉しいです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?