池治の三日間戦争（池治）
おはようございます！池治徹也です！
今回の稽古場ブログは、3/7-9の3日間の稽古で池治が何を感じたのか、何をしようとしていたのかをありのまま書きました。日記みたいな感じです。
少しばかり長いかもですが、最後まで是非読んでみてください。
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3/7 「力を抜く」
【稽古前】
今日は3分の2通しの日。今までやった流れや段取りはそのままに、今日はあるひとつのことを大切にして臨もうと思います。それは”力を抜く”ことです。
というのも、剛さんから芝居の参考にとお貸し頂いているDVDがあるのですが、その中で今回の僕に非常に近い役柄の人物が登場するのです。
その人物は全然力まず、自然体で、無理なく板の上に存在していました。人が日常生活を送っていて当たり前に出ている体の揺れがあるというか。ふらふらしているのとはまた別の感じで…。とにかく力が抜けていて、めちゃめちゃ見やすかったんです。
対する僕はクセとして首や肩に力が入りやすいので、飄々としてたり、力感のないお芝居はまだ不得意なんやと思います。だから今回はそれにチャレンジしてみようと。力を抜いて、とにかく力を抜いて演技しようと思います！！
【稽古後】
アサハカだったァ～～～～～～！！！
「外ばかり気にしていて内なるものに目を向けない」といった感じ。
外側ばっかりマネしようとして、なんでその動きになっているか等は一切考えておりませんでした。
猛省！
目の前のことに一つずつ向き合って、そして内側から出る自然なもので勝負しよう。
アサハカ池治は今日で卒業だ。
ただ！今日の稽古で大切にしようと思っていた”力を抜く”。これは非常に良い！感情や回転数が上がってくるとどうしても力が入ってしまったけど、そうじゃないところの感触はとっても良かった！！受け答えもとてもやりやすい！
”力を抜く”。こいつは今回だけじゃなく今後も意識していこうと思いました。
日進月歩！日々成長！
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3/8 「人と話して分かるコト」
【稽古前】
今日は僕の出るシーンは（おそらく）ないので、スキマ時間に共演者の方々といっぱい話そう。そんな感じです。
【稽古後】
非常に有意義な稽古だった！自分の出るシーンはやはり無かったのでひたすらお話をしていましたが、喋っているうちに思いつくことが山ほどありました。お互いの関係性についてはもちろん、やりづらいところの解消法、改めて発見できる自分の役の背景。ななみんさん、南ちゃんさん、小野さん。お付き合いいただきありがとうございました！
そして目下の課題の”力を抜く”ですが、小野さんと話していると進展がありました。「力は抜きつつパワーは出したいんです」という僕の欲張りな願いを実現するための具体的な方法も教えていただきました。早く実践したい。明日の通しがとても楽しみ。
それから。
やっぱばっきーさんの歌声は最高だ。
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3/9 「通信エラー」
【稽古前】
昨日の自分の稽古後に打った文章を読んでいて、また内側をおろそかにしていたことに気づきました。アサハカ池治。力を抜くことも大事にしたいけど、やっぱそれよりも感情が大切だ…！
ということで今日の稽古は”通信”を大事にしようと思います。相手を信じて心を通わす。相手の言動、息づかい、雰囲気。視野を広げてどんな些細なことでも拾い、それを自分の役へと繋げます。その助けとして力を抜くこともできたらええな。
今日は初通し。行ってきます！
【稽古後】
通信できなかった。これに尽きる。
あれだけ稽古前に相手を信じようと思っていたにも関わらず、全然できなかった…。そもそも相手の存在をちゃんと視認できていなかったのかもしれません。意識がフワフワしていた印象です。
これは恐らく気張りすぎたのが原因かなと思っています。相手を信じようとして相手をグッと見ていたけれど、それが逆に視野を狭めることに繋がり、結果受け取りを失敗してしまったのだろうな。
改善策として、もっと落ち着いて冷静になり、リラックスした状態で芝居に取り組むようにします。
心はアツく、頭は冷静に！
…ただ。台本の奥底に眠っていて役者が入ることによって初めて顕現する、なんとも言い難い"うねり"のようなもの。それを今日の通しでは少し感じられた気がしました。まだまだ課題だらけの立場で言うのもなんですが、本当にいい作品が出来て来ていると思いました。
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以上で僕のブログというか日記は終わりです。
こうして言葉に、特に文字にすると自分の中でも思考が整理されてとても良いですね。それに楽しい。
ではまた次の稽古場ブログで！！
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