公平さ
インサイドヘッドと言う映画が好きだ。どんな映画かざっくり書くと11歳の少女の頭の中にある、喜び、怒り、嫌悪、恐れ、悲しみという5つの感情の擬人化されたキャラクターたちが、少女の幸せを守るという大事な使命を果たすために奮闘する。と言う話で、感情とは?と考えさせられる内容でとても好きだ。先日、続編の映画が公開となり、見に行く前に久しぶりに観た。
映画の冒頭で、喜びさんが、その他の感情について、我が物顔で紹介してくれるシーンがある。どの感情についての説明も、凄く興味深いんだけど、特に怒りの感情についての説明が感慨深かった。
喜びさんはこんな風に言いました。
彼の名前は怒り、いつも公平かどうかばかり気にしてる。と。
僕は、本当にそうだな、と思わず感心した。
確かに、怒りの感情に支配されるときって、不公平だと、思ったときじゃないかと思う。
例えばだ、僕が最近腹が立ったエピソードにこんな事がある。
稽古場近くに凄く揚げ物が美味しいお肉屋さんがある。商品はめちゃくちゃ美味しいんだけど、とにかく店員さんの態度が悪い、毎回行くたびに、イライラするが、商品が美味しいから、毎回稽古前に行っていた。そんなある日、お店の前に、とある看板が出されるようになった。その看板にはこんなことが書いてあった。
接客が苦手な人が対応する場合がありますが大目に見てほしい。
そんな内容だった。
僕は、接客の仕事をしていたことがあったので、なんだこの看板は?と、怒りに震えてしまった。
接客業をしていた頃の僕は、よく、めんどくさいお客様に言いがかりをつけられたり、していて、その度に、切れそうになる僕に、上司はいつも、首になりたくなかったら笑顔で対応しろ。と言っていた、接客業とはそう言うものだて思っていた。
僕はその看板を見て、不公平だ、と思ったのだ。
と、ここまで書いて、新たに疑問が湧いてきた…
不公平って何?誰が決めるの?神?
それに対する僕なりの答えが、この作品に詰まっている。
なので、是非、劇場で、一緒に考えて頂けると嬉しいなぁー。
最後に、この作品は、当たり前だけど、たくさんの人の力があって、完成に向かっている。本当に感謝しても仕切れない。
そして、僕のどうしても伝えたかった思いを乗せて、まだ後一回の稽古で、グレードアップしていくぜーい。
タイトル
火曜日のゲキジョウ
[30×30 pair.215]『ステージタイガー × 劇団皆奏者』
ステージタイガー「解熱剤」
作・演出
椿 優希
日時
2024年8月13日(火) 18:30- / 20:15-
会場
in→dependent theatre 1st
https://itheatre.jp/1st2G.html
チケット
2,000円
(チケット1枚で連続する2本を観劇できます。)
ご予約フォーム
https://www.quartet-online.net/ticket/kg240813?m=00febac
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?