逃げ出すのにもそこそこの勇気(白井)

 芝居も仕事の何でもかんでも。楽しいことばっかりじゃないですよねぇ。なんで舞台(でも他のもの当てはめてもいいんですけど)やってんですか?って聞かれて「楽しい」とか「やりたいから」とか、そういう理由と、あとは「やめられないから」みたいなネガティブな理由もあるかもしれないなぁ、と。辞めるのにも勇気がいる。環境を変えるのが怖かったり、失うことが怖かったりします。今回作っている「エアードロップ」というお話は、勇気を出して逃げ出した人たちの話、でもあります。

今回はわりとぼんやりしています


 僕まだ実は「逃げ恥」見てないんですけど、なんか、今じゃない感じすごいけど、見てみようかという気持ちになりました。結婚ということについても少し考えてみなくっちゃいけないなーと思いましてね。
 今回のお芝居の舞台では、逃げ出したけれども、なんにも心配せずにふんわりと宙に浮いて生きてきた人たちが、ちょっと着地してみた人をみて、少しずつ環境について考える、という物語。

 お稽古場といえば、簡単にストレッチと発声を済ませて、シーン稽古の立ち稽古。いくつも前のタイガーあたりからですが、今まで通りのお芝居の作り方ではなくなりつつあるなぁと思えています。昔はよく叫び、よく動き、って感じでしたけど、最近は言葉と心を通わせているような芝居づくりをしているように思います。ま、それに身体もしっかりと強く整えておかなくっちゃいけないんですが。演劇ってやるものじゃなくって「在る」ものなのかもしれないなーと思いつつ。

可愛いシャツに見惚れ気味でした


 まだ、序盤の「みんなが一堂に会しているシーン」を作っているところです。僕が演じる役の人となんきちこが演じる役の人がとある報告をみんなにするんですな。そして、物語はそれから1ヶ月後に動き出します。いろんな人が、やっぱり「こんな山奥」に逃げてきてるわけなので、様々な思いを抱えています。
 小気味の良い会話のリズムと、のんびりとした住まいの空気感、これらを同じ場所に共存させられるように頑張っていこうと思います。

 なかなかどうして、良い本です。
 無料の公演です。
 1回きりの上演です。
 どうぞよろしくお願いいたします。


ステージタイガー 松原公演
「エアードロップ」

【日時】
令和4年3月26日(土)
午後2時 (開場は開演の30分前)

【会場】
松原市文化会館

天王寺から電車で15分河内松原から歩いて15分って距離感です


<有観客公演 ・ 後日記録配信あり>

【料金】
無料(要 入場整理券)
※ステージタイガーHPでも整理券の予約を承ります。

よろしくお願いいたします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?