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30代でチャレンジした動画マーケティングの世界、そこで得られた知見と新たなスキル

「動画でビジネスに革命を」をミッションに掲げ、企業のYouTubeマーケティングを支援するSTAGEON。同社のYouTube運営事業部のプロデューサーは、クライアントのビジネスに紐づく最適なチャンネル運営ができるよう、方針を検討して制作物に落とし込んでいく役割を果たします。動画業界未経験で同社にジョインし、現在プロデューサーとして活躍する髙橋大輔氏が、仕事の魅力について語ります。

株式会社STAGEON YouTube運営事業部 髙橋大輔
大学院を卒業後、航空会社の整備士としてキャリアをスタート。生産工程管理や事業企画等の10年以上の社会人経験ののち、趣味でやっていた動画編集やカメラスキルを活かせるような仕事に携わろうとSTAGEONにジョイン。ふわっとした親しみやすい笑顔を良い意味で裏切る胆力あるクライアントマネジメントや豊富な経験に裏打ちされた管理スキルはお墨付き。

憧れていた動画業界に、未経験で挑戦するきっかけをつかんだ

――STAGEONにジョインする前は、どのようなキャリアを歩んできましたか。
髙橋:大学院を卒業し、技術系の総合職として航空会社に入社しました。入社直後は整備士として現場に配属され、生産工程管理や現場のサポート、品質管理などにも触れさせていただき、数年後にグループ会社の総務で事業企画担当として経営面でも携わらせていただきました。その後は商品企画部にて航空機に利用されるエンターテインメントまわりのシステムの開発などを行っていました。

――ネクストキャリアとしてSTAGEONを選んだ理由を教えてください。

髙橋:私はもともと趣味でカメラをやっていて、写真の延長線で動画にも興味がありました。社内の広報用に動画編集をしたこともあって、いつかはクリエイティブに関わる仕事がしたいと思っていたんです。 
社会人になって10年が経ち、この会社で働いていれば安泰ではあると思うけれど、このままでいいんだろうか、と悩むようになりました。モヤモヤし続けるくらいなら挑戦しようと、思いきって会社を辞めることを決断しました。
しかし30代で未経験となると、受け入れてくれる動画関係の会社はなかなかありません。そんな中、未経験でも挑戦できるSTAGEONを見つけました。ここなら動画に携われるだけでなくマーケティングも学べる、今後のキャリアに役立つだろうとも考えたことが、ジョインの決め手でした。

滞りないチャンネル運営と心地いいコミュニケーションを取り持つ

――STAGEONにジョインしてからはどのような仕事をしてきましたか。

髙橋:ジョインしてからまずはディレクターとして動画編集や企画、サムネイルの作成などを経験し、3ヵ月後にプロデューサーになりました。現在は担当するチャンネルを伸ばすための方針を考え、ディレクターと連携しつつ制作物の品質管理する役割も担っています。また、クライアントの考えていることをヒアリングし、それを考慮したチャンネルの方針策定や成長戦略の立案なども行っています。これもプロデューサーの仕事です。
 
――仕事をするうえで意識していることを教えてください。

髙橋:滞りなく業務を進めること、そしてチャンネルを伸ばすことが私の大きな役割です。
滞りなく業務を進めるうえでは、タスクや進行状況をこまめにチェックし、今後詰まりそうなタスクは事前に手を打つよう心がけています。ここには、前職で常に後工程を考えるという経験が活きているかもしれません。先回りして準備することの大切さを学んできたので、その習慣を今の仕事にも役立てています。
チャンネルを伸ばすところについては、動画市場においてどんな企画が今伸びているのか絶えず調査し、それをクライアントへの提案にしっかり反映することを心がけています。

――コミュニケーションの観点では、何を重視していますか。

髙橋:一緒にチャンネル運営を行うディレクターの意見はできる限り取り入れるようにしています。これは動画の内容だけでなく、運営上の課題についても同じです。ディレクターには納得して仕事に取り組んでほしいし、チーム全体の雰囲気を良くしていきたいとも思っているので、ここはプロデューサーとして一番大切にしていることかもしれません。
クライアントが目指す方針とディレクターが思い描いているサクセスのイメージがずれているときの調整は、コミュニケーションの中でも特に難しいです。例えば、「緩やかなペースでチャンネルを伸ばしていきたい」という方針のクライアントに対して、「もっとこうすれば爆発的に伸びるのに」ともどかしい気持ちを抱くディレクターもいます。それぞれの意見や想いをかみ砕いてどう伝えるか、双方の意見をどうすり合わせていくかは、プロデューサーにかかっています。

マーケティングの奥深さを痛感し、YouTube動画の面白さを知った

――動画に関わる仕事を実際にしてみて、新たな気付きはありましたか。

髙橋:マーケティングは奥が深い、そう簡単に思ったような結果にはならないということを日々学んでいます。現在はYouTubeマーケティングをおこなっていますが、この一領域だけでも、結果を伸ばすために考えるべきことが山ほどあります。これがもしもデジタルマーケティング全体になったら、もっと幅広い視野で分析するんだろうと想像すると、改めてマーケティングの難しさが身に沁みます。
また、YouTubeの動画コンテンツが面白いと感じるのは、構成やサムネイルなどすべての要素に狙いがあることです。YouTube動画はチャンネルの方針によりますがいわゆる“かっこよくて綺麗な”動画を作ることはそれほど求められていません。一方で、構成を少し工夫するだけで視聴回数が一気に増えることもあり、狙いがうまくはまれば成果をしっかり出すことができます。こうして視聴者さんの反応を見ながら内容に磨きをかけていくのが、YouTubeマーケティングの面白いところだと思います。

――STAGEONにジョインして、どんなところが成長したと感じますか。

髙橋:前職と比べて動画編集ソフトを扱う機会が多くなったので、編集スキルは各段に上がりました。また、マーケティングの視点を学べているのもありがたく、視聴者の考えを想像しながら、広い視野でクリエイティブについて考えられるようになったと思います。

――今後の目標についてお聞かせください。

髙橋:直近の目標は、STAGEONを代表するようなチャンネルを自分自身が担当として育てたいです。どれだけチャンネルを伸ばせるかが腕の見せ所なので、どこに行っても自慢できるような実績を一つ作れたらいいな、と思っています。その先は、STAGEONで学んだマーケティングの知識や編集スキルを活かして、動画制作やカメラの仕事に移行していきたいです。

クライアントのビジネスの一端を担うクリエイティブを突き詰める

――STAGEONで活躍するためには、どのような姿勢や意識を持つことが大切ですか。
髙橋:まず、編集やデザインについて未経験でも問題ないのですが、動画編集に関する最低限の知識があると、より立ち上がりやすいと思います。緊急対応や動画の細かな修正対応は自分で対応することもありますし、品質担保の観点で編集スキルがあると、よりクオリティを上げることができると思います。
また、データを真摯に受け止めて分析し、クライアントに向き合って仕事をすることができる人に向いている仕事だと思います。動画を作ると言っても、やりたいことを自分勝手にやることは求めていません。フィードバックを素直に受け止めて、指摘されたことを改善し、なにごとも前向きに取り組める方に来ていただきたいですね。

――最後に、読者にメッセージをお願いします。

YouTubeチャンネル運営は日々投稿するものなので、常に時間との戦いがあります。また、私たちの投稿したもの=クライアントが発信したものと捉えられ、クライアントのビジネスに影響を与えるという責任をも感じながらチャンネル運営を行っていくことになるので、決して簡単な仕事ではありません。
でもその代わり、STAGEONには未経験でもマーケティングやクリエイティブな仕事に挑戦できるチャンスがあります。YouTubeチャンネル運営業務を通じてマーケティングの視点を学んだり、プロデューサーとしてクライアントと向き合うことで人脈を広げることもできます。特にSTAGEONは多くのお客様が実業家や経営者の方々なので直接話す機会があることは、キャリアにとって大きな実りになるはずです。


<取材・執筆・編集=宿木屋>

ベンチャー通信90号〈2024年3月号〉にてSTAGEONのインタビュー記事が掲載されました!
本記事は、「ベンチャー通信Online」の業界別起業家インタビューにも掲載されておりますので、是非ご覧ください。

■動画マーケティングソリューションを提供するベンチャー企業トップの覚悟
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