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クライアントの専門領域に面白さを見い出し、視聴者が見たいものを作ることでチャンネルを育むプロデューサー業の魅力

「動画でビジネスに革命を」をミッションに掲げ、企業のYouTubeマーケティングを支援するSTAGEON。同社のYouTube運営事業部では、各メンバーの挑戦を応援し、活躍できる機会の提供に努めています。映像業務未経験でジョインしながらも、当時STAGEON史上最速の2ヶ月でプロデューサーに着任した同事業部の中田龍佑氏が、これまでの道のりや得られた成果、共に働きたいと考える人材について語ります。

株式会社STAGEON YouTube運営事業部 プロデューサー 中田龍佑
石川県生まれ
美術系の大学院を卒業後に装飾金物のデザイナーとして勤務後、企画や映像関連のスキルを磨く環境を求めてSTAGEONへジョイン。本質を捉える観察眼と視野の広さで、最速でプロデューサーへ昇格した。クライアントに対する思慮や痒い所に手が届く気遣いっぷりに定評があり、会話の中でふと見せる笑顔からもクライアントから信頼を得るのだろうと感じさせる魅力がある。

未経験者でもスキルアップできる環境があるSTAGEONへ

――STAGEONに入社するまでの歩みを教えてください。

中田:美術系の大学・大学院で学び、金属彫刻を用いた表現について研究していました。その経験を元に、卒業後は装飾金物を製造する会社にデザイナーとして入社し、デザインの仕事だけでなく営業や施工、さらには秘書としての業務も任されました。幅広い経験を積む機会となりましたが、一方で、自分が何のプロなのかだんだん分からなくなってしまったんです。
そんなとき、学生時代はあれこれと企画することが好きだったと思い出しました。その力を活かしておもしろいことをやってみたいと思うと同時に、これからの時代は映像関連のスキルが必須になるだろうと考え、STAGEONにジョインすることを決めました。

――STAGEONを選んだ理由は何ですか?

中田:他にもさまざまな企業を検討していたのですが、決め手となったのは未経験者歓迎であるということです。まずはSTAGEONで映像関連のスキルアップをし、経験を積みたいと思いました。

――STAGEONへジョイン後はどのような業務に携わっているのでしょうか?

中田:半月ほどフォローアップの期間があった後、ディレクターとしてチームに配属されました。2ヶ月後にはクライアントワークを担うプロデューサーになり、チームを異動しながらさまざまなチャンネルの運営を経て現在に至ります。社内体制が大きく変わる節目でジョインしたこともあり、STAGEON史上最速(※当時)でプロデューサーになったので大変なことも多かったのですが、今はチーム運営がだんだんと良い方向性にできていると思います。

――クライアントと対峙する上でどういったことを意識していますか?

中田:前職で営業を担当しているとき「自分が思っている何倍ものリアクションをしてようやく相手に50%伝わる」と言われていたことから、クライアントとのコミュニケーションをする時にリアクションを大きめにすることを意識しています。撮影中は特に、出演しているクライアントは自分の話していることがうまく伝わっているだろうかと不安になると思いますから、同席している自分は常にオーバーリアクションで反応するようにしています。

また、相手に合わせたアクションをとることも心がけています。例えば、あるクライアントは目の前にいる全員の顔を見ながら話をする癖があるので、私はカメラの後ろに回って視線がカメラからブレないようにしています。

専門的な内容を扱うチャンネルも、試行錯誤を重ねれば確実に成長することを実感

――これまでに得られた成果や手応えがあればお聞かせください。

中田:担当しているM&Aを扱うチャンネルが伸びている点でしょうか。チャンネル立ち上げから半月ほど経ったころから主担当となり、チャンネル登録者数を5倍ほどに増やすことができました。M&Aという難しい領域を扱っているので、急激な成長とは言えませんが、着実に数字を増やしていけているのを実感しています。

――どのような戦略でそこまでたどり着いたのでしょうか?

中田:いつも手探りをしていますが、視聴者が「見たいものを作る」ということが基本のスタンスです。最近では、マレーシア在住の出演者が帰国するタイミングに合わせて、国内の出演者と引き合わせて動画を撮る企画を立てました。これまでその方はほかの出演者と会ったことがないと聞いていたので、視聴者は一同に集まる姿を見たいのではないか、と考えたんです。

初めてチャンネルの出演者全員で集合して撮影した動画を公開したところ、通常の動画よりも公開時から再生回数が伸び、公開から1週間時点では他動画の再生回数の約4倍を達成しました。自分が見たいものは、視聴者が求めているものでもあると認識できた瞬間でした。

また、視聴者は「経営者のマインドを知りたいのではないか」という仮説もチャンネルの成長要因のひとつかもしれません。何度もM&Aを行う、つまり戦略的に成功している経営者はどういった考え方をするのかといったテーマを盛り込むようになってからは、再生回数のアベレージがどんどん上がってきました。

チャンネルを担当し始めた当初と比べて平均再生回数も少しずつ伸び、3倍になりました。M&Aというビジネスに特化した専門領域であることから、一発でドンと伸びる動画を作るのは難しいのですが、じわじわとチャンネルを成長させられていると思います。
 
――今後はどういった点に注力していきたいと考えていますか?

中田:企画の幅を広げていけたらと考えているところです。「経営」「M&A」に加えて、何かもう1本の軸があると、より視聴者にとって実りのある動画を作れると考えています。ただ、M&Aというジャンルゆえに外に出せない情報も多く、ドキュメンタリーのような企画を作れないのはこのチャンネルの難しいところです。それを踏まえて、どういった企画が視聴者の興味を惹くのか試行錯誤している最中です。
 

これまでの経験を糧としながら、ポジティブにキャリアを前進させていく

――担当しているチャンネルの中には、これまでのキャリアで関わりのなかった分野もあるとのことですが、どのように対応しているのでしょうか?

中田:私自身子どもの頃からテレビのニュースを見るのが好きで、自然に見聞きした情報が頭に蓄積されているのが大きいと思います。それを引っ張り出しながら、クライアントとの会話に役立てたり、情報を覚えるきっかけにしたりしています。これまでの人生で蓄積してきた引き出しを、一つひとつ開けているイメージですね。とはいえ、M&Aのように今まで一度も触れたことのない領域と出合うこともあるので、それはイチから勉強しています。
 
――これからSTAGEONにジョインする方はどんな経験ができるのかお聞かせください。

中田:自分自身にやりたいことがあり、それを明確に会社へ伝えることができる方なら、さまざまなことにチャレンジできる環境があります。もちろんジョインするタイミングも関係しますが、私も2ヶ月という短期間でプロデューサーを任せてもらえるようになりましたし、挑戦する意欲と条件さえそろえば、年齢やバックグラウンドを問わず、幅広い経験ができるでしょう。

また、日常生活ではなかなか出会えないような人たちとの接点が生まれることもあります。私自身、驚くような資産家の方々と、クライアントワークを通じてコミュニケーションを取る機会が多いのですが、非常に刺激的な日々を送れています。
 
――STAGEONではどんな方が活躍できると思いますか?

中田:やりたいことがある方や、それを明確に言葉にできる方は活躍できるのではないでしょうか。動画制作においてだけではなく、会社や働き方に対しても改善の提案ができる人は、STAGEONで伸びていく印象があります。

また、ビジネス系のチャンネルを扱うことが多いため、どうしても内容が難しかったり、理解が追いつかなかったりすることはあるのですが、それを理由に「面白くない」と思いながら仕事をするのはもったいないと思います。今の自分にとっては難しい内容でも、将来何かの役立つかもしれません。目の前の価値ある情報をしっかりと自分の中に蓄積し、いつか役立てようという姿勢で挑める方はきっと活躍できるはずです。
 
――最後に、この記事を読む方へメッセージをお願いします。

中田:STAGEONには異業種・異業界からジョインしているメンバーが多くいます。マーケティングや企画、YouTubeの運営をやってみたいけれど、未経験で挑戦するのは難しそうだと感じている方にとっては、良い入口のひとつになるのではないのでしょうか。将来やりたいことがある方は、まずはここでさまざまな知識を身につけて、そこからステップアップしていくのもひとつの手段だと思います。これから挑戦したいことがある方は、ぜひSTAGEONでその夢の一歩を踏み出してください。

<取材・執筆・編集=宿木屋>

ベンチャー通信90号〈2024年3月号〉にてSTAGEONのインタビュー記事が掲載されました!
本記事は、「ベンチャー通信Online」の業界別起業家インタビューにも掲載されておりますので、是非ご覧ください。

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