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-IKIGAI- the movie

“MOTTAINAI” が海外でもそのまま通じるのは有名な話。
その概念が日本独特だと、直訳するよりもそのままの方が通じやすい。

でもそれは、同じ感性、概念を持っているからであり、そもそも無い人たちにとっては理解するのが難しいだろう。

その気持ちのない人に新しい、または共通の概念を持ってもらう・植え付けるというのはどれほど難しいのだろうか。

現在私は「パーパス経営」の名の元に“パーパス=存在意義だけでどれだけ人は動くのか”のチャレンジをしている。
文字通り、チャレンジングなことである。

そもそもパーパス経営とは…
社会において私たちの会社は何のために存在しているのか?
である。

その単語を代表から聞いた時の話だが、私は「お、きたな」という感じであった。
驚きというよりかは安堵に近い。

それはなぜか。その言葉に興味があり、内容に興味があったからだ。
1年半くらい前だろうか。
“ESG経営”という言葉を初めて聞いた時には唖然となった。

ビジネス用語によくある頭文字を取って〇〇と呼ぶというシステム。
VMMや5Sなどがある。
もちろんESGもその界隈では当たり前の言葉なんだろうが、当時の私は知らなかった。
そこから調べて、まとめたりもした。会社の会議で発表もした。その時の皆の顔は忘れられない。
まるで当時の私を見ているようだったからだ。

それからというもの、私は知識では誰にも負けないように情報の最先端を求めるようになる。
NewsPicksをはじめとする情報系のものには有料会員になり、そこで出てくる著名人、経営陣はYouTubeでチェック。
相当な時間を費やし、Googleの思う壺だ。

話は戻るがそんな状態だったから、パーパス経営と言う言葉は自然と入ってくる。
だからこそ、あの時に「そんなものがあるんだ。」なんていう感情にはならなかった。

もちろんそこからは会社のパーパスをどう自店に変換できるか、落とし込めるかを考えた。
お店の特徴、会社の理念を考えた上でその〇と〇が、さらには他の○が重なる点を見つけていかなくてはならない。

ここにおける他の点とは何か。それは、
“自分なら、自分だからこそこうしていきたい”
という視点である。

マネージメントをしている人間が私だからこそ思い描ける絵があると思っている。だからこそ、もちろん他の人に変わればその人の絵があるだろうし、十人十色。
到達する点、三角形の頂点が同じであればそれは構わない。

さて、自店のパーパスであるが自画自賛、相当いいものができたと思っている。
簡単にいうと

“概念そのままに世界共通語に。そして知ってる顔の母数を増やす”

というもの。

私たちの扱っている商材は「しらす」。そう、皆さんがスーパーで見かけるあのしらす。
あぁ、しらすか。その言葉を待っていました。たかがしらす、されどしらすなのです。
この話をすると長いので別の機会にしますが笑

Googleで[しらす 英語]で調べると“Whitebait”や“Baby sardine”と出てくる。
1個目は白い小魚的な意味合いになるが、baitはどっちかというと釣りをする時の撒き餌のイメージに近い。
2個目は意味そのまま、イワシの稚魚。ん〜間違ってはいない。

でも私たち日本人なら思いますよね?
なんか違うんだよなって。
そのモヤモヤしたものなしにしらす=SHIRASUで世界に行き渡らせたい。これが私たちの思い。

そのパーパスを掲げて(心の中では文字通りパーパスの書かれた旗を靡かせて更新しているイメージ)いざお店に向かった。
そして思いを説明。
しかし、スタッフの顔は…心なしか、うーんという感じ。

早速やってきた。パーパス経営が躓きやすい点その①。

①パーパスの必要性が理解されていない

少し残念だった。
興味あるなしは置いておいて、そこの必要性をうまく伝えられなかったからだ。
だからこそ、その次に繋がってくる。

②メンバーの腑に落ちていない

必要性もそうだが、そもそも私たちのお店のミッションは何なのか。売り上げ、利益は別で本来の目的がある。そこを忘れていませんか?と。

そうなると更なる悪循環へ。それが

③実戦に繋がらない

①②ができていなければ、そりゃ実戦しようとは思わないわけで。

そこで最悪な状態へ。

④新しいプロジェクトは始まったが組織全体が変わらない

そして振り出しに戻ってしまうのである。

では、そうならないようにどうすればいいのか。
いくつかヒントはある。

それは次回にお話ししたい。

見ていただきありがとうございます。
よいいちにちを。

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