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第4回『DX化?』『DX化でコスト削減?』 とは

『DX化』ってなんだろうと思うときがあります。
デジタルトランスフォーメーションはデジタル変革と言われることも
あります。
そうすると『DX化』=デジタル変革化となります。
変革化とはなんでしょうか。
さらに、『DX化でコスト削減』というのも見かけます。

今回は、この言葉が『DX』か『偽DX』か考えてみましょう。

改めて以下の3要素で確認してみましょう。
・内部エコシステムの変革
・デジタル技術を利用
・競合優位性を確立すること

1つめの内部エコシステムの変革がともなうかは
『DX化でコスト削減』の提案内容次第ですので判断できません。
2つめのデジタル技術は利用しているでしょう。
やはり前回と同じく3つめの競合優位性の部分ですね。

競合優位性の確立につながらないコスト削減なのであればそれは単なる
デジタル化です。
つまり『DX化』をつかっている人たちは『デジタル化』または
もっと単純に『IT化』と同意で使っていることが多いと感じています。
その場合「デジタル化(IT化)でコスト削減」と言ってくれれば良いのですが、
流行りの『DX』という言葉をつかって興味を引こうとしています。
そして、世の中もあやまった『DX』をひろげてしまっています。

もちろん、業務を見直し、デジタル化し、その上でIT化、
結果的にコスト削減は必要だと思います。
しかしながら、現状売上が下がってピンチの企業が今後の成長を目指して
本当の意味の『DX』を目指しているときに
このような売り込みにだまされ、コスト削減したが競合に勝てず
売上低下が続きジリ貧になる恐れもあります。
『DX化』には気をつけましょう。

「DX化」は「デジタル化」と同意では?と疑おう。


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