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2人分 vs 4人分

以前、いわゆる「生活情報誌」をよく買っていた時期があった。いろいろな「特集」を見るためなのだが、そういう雑誌の定番の記事として、レシピが載っている。旬の食材を使ったレシピとか、節約のためのレシピとか、いろいろあるのだが、雑誌によって、レシピが2人分か4人分かに分かれる。

2人分は夫婦2人向け、4人分は子どもが2人いる家族向け、ということなのだろう。うちは夫婦ふたり家族なので、2人分のレシピの方が使いやすい。

本当に作りたいレシピだったら、4人分でも、それを半分にすればいいのだろう。でも、私はどうもそれが苦手だ。だいたい、レシピというのはちょうどよい分量の材料で作るようにできていて、それを半分にするのは難しい。そんなこと言ったら、ひとり分の食事を作るのが一番大変そうだが。

結局どうするかというと、2人分のレシピで作るか、4人分はそのまま4人分で作って、食べ切るか、余らせてしまうかである。

私はこのところずっと、「クックパッド」を見ながら料理を作っていて、「2人分か4人分か」という問題についてそんなに悩んだことはない。けっこう4人分でもそのまんま作ってしまっている。

話は戻るが、結局、2人分のレシピを載せるか、4人分のレシピを載せるか、というのは、その雑誌の読者層のターゲットをどうするか、という問題のあらわれで、そういう意味では、子供向けの料理のレシピが載ってるかどうかというような問題もある。

私は最近「生活情報誌」を買わなくなってしまった。ため込んでしまって、夫に怒られるから、というのもあるが、何か知りたいことがあれば、ネットで検索するなり、YouTubeで検索するなりしてある程度は見つかるからだ。

「生活情報誌」を読んで育った私としては、それは少し寂しいことだけど、何もかも、時代の変化にはあらがえないということなのだろう。

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