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集中出来る心地よさ~私と臨床美術の時間~

皆さん、いかがお過ごしですか。
言語聴覚士(ST)の八田です。

仕事と子育てに追われる毎日ですが、
私には、月に1回、1時間だけ、
現実世界から切り取られた
「無」の時間があります。

それは、「臨床美術」の時間です。

「臨床美術」とは

作品を楽しみながら作ることで脳を
活性化する試み。

介護予防や認知症予防、子どもへの
感性教育などが期待されている
アートセラピーのひとつです。

私の先生

私の先生は、銀の櫂アートスタジオ
富山福祉短期大学の教授北澤晃先生
です。

(玉ねぎの写真は、北澤先生のHPから
お借りしました。)

臨床美術との出会い

私は富山県出身ですが、
砺波市に佐藤伸彦先生がされている
「ものがたり診療所」があります。
昨年「ものがたりの街」も出来ました!

ずっと行きたいと思っている場所なの
ですが、まだ実現していません。
なので、Facebookでいつも活動を
楽しく拝見しています。

ものがたり診療所で、定期的に
北澤先生の臨床美術の時間が開催
されているのは知っていました。

コロナが広がりはじめ、
ある時、北澤先生がオンラインで
臨床美術をして下さると知り、
すぐに申し込みしました。

ZOOMシェアアート色鉛筆

去年は、シェアアート色鉛筆①で
以下の6つを描きました。

1.「蝶の軌跡のデザイン画」
2.「きゅうりを描く」
3.「コスモフォルメン」
4.「ピーマンの線描画」
5.「成長する形」
6.「四角と三角のコンポジション」

私は絵が上手な訳ではありません。
でも、「描くのは楽しい。」と
改めて新たな自分を発見しました。

知らなかったのですが、
富山県は臨床美術がさかん
なんだそうです。

臨床美術を学んでいる方も
多くいらっしゃると思いますが、
私の場合、臨床美術の時間は、
完全なる幸せな「無」の時間です。

つくり、つくりかえ、つくる

北澤先生は次のように話されました。

「つくり、つくりかえ、つくる」
「臨床美術は、美術教室ではない
から、上手い・下手もありません。
過ごした時間がすべてなんですよ。」

毎回、作品が出来上がると一つ一つに
先生が「よさ」を発見して下さり
コメントを下さります。

この時の北澤先生のコメントが、
また何ともアートなコメントなのです。
私の語彙力がなく申し訳ないですが、
ぜひ体験して感じてみて下さい。

新しいお友達が出来ました!

最初は先生と2人でしていましたが、
途中から、「もし良かったら」と
初対面の方と先生と私の3人で
描くようになりました。

すっかり仲良くなって、今年からは
シェアアート色鉛筆②を一緒に
受けることになっています。

今ある時間を大切に

人生折り返しの年齢になりました。

私がやりたいと思えること
私が大切だと思えることを
大事にして生きていきたいなと
思っています。

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