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社労士試験終了後~合格基準点&救済予想の活用のしかた

皆様、おこんばんわ🎑
独学の帝王です。

今年度の社労士試験も終わりましたね。
実力はしっかり出し切れたでしょうか❓❓


さて、試験が終わるとご自身の出来栄えがどうだったか気になりますよね🤔

だけど、合否はもちろん試験の正答や合格基準など、試験結果に関するあらゆる情報はすべて合格発表日にならないと分かりません。

とてもそれまで待ちきれませんが、試験の解答速報は大手資格予備校などが出していて、その内容はほぼ合格発表日に公開される正答と乖離がないものなので、マークミス等がない限り自己採点結果がそのまま本試験の得点になります💯

そして、自分の得点が分かったところで、次に知りたいのが合格基準点や補正(救済)があるかないか。
社労士試験の場合それが毎年変動するため、一部の受験生は発表日までの間合格基準点や救済有無の予想に振り回されることになります💦
そして既にお話ししたように、自分もそのうちの1人でした。。

というわけで今回は、試験が終わった後の合格基準予想の活用法について、自分が思うところをお伝えしていこうと思います🤞

<社労士試験の合格基準・救済有無は毎年変動!>


合格/不合格の明暗を分ける境界線。
その線引きのしかたにも種類がありますが、大きく分けて、

▶️〇点以上取れたら合格とする絶対基準
▶️受験生の成績によって変動する相対基準

でしょう。

社労士試験の場合は、この両者の組み合わせによって合格基準を決めていて、

▶️ 各科目の最低点は択一4点・選択3点、総得点は満点の7割が原則の絶対基準
▶️ 全受験生の平均点の前年比によって科目別最低点基準の引き下げ(救済)や総得点基準が決まる(相対基準)

となっています。
※というのは、すでにご存じだと思います(^^;)

そして、全受験生の出来による相対基準がモノを言う以上、合格基準は毎年変わります。

『救済(基準点引き下げ)はあるの?ないの?』
『今年の総得点基準は?』

など、居ても立ってもいられない気持ちで過ごさなくてはならない人がいるのも、この相対基準があるせいなんです😭

<地獄のボーダーゾ-ン&救済待ち>


合格基準のボーダーゾーン&救済待ち。
つまり、さっき説明した絶対基準には届いてないけど、全受験生の出来によっては合格の可能性が残されているという微妙な立ち位置のことで、

  • 科目別最低点が選択式で2点

  • 総得点が択一式で44~48点、選択式で23~27点ぐらい

の場合ですね。
※ちなみに、択一式の救済はほぼないので考えないことにします。

試験当日の夜 or 翌日に公開された解答速報をもとに自己採点し、絶対基準を超えていれば合格確実。明らかにボーダーにも届いていなければ不合格確実。
そのどちらかだったらキッパリ割り切れるでしょう。

しかし、

  • 合格か不合格か分からないボーダーゾーンに入ってしまった・・・

  • 選択式試験で特定の科目が2点だった・・・

そんな場合は、合格発表日まで生きた心地がしない生活を送ることになっちゃいます。。😱

かく言う自分も、第55回の受験で択一の合計が45点でちょうどボーダーゾーン。
前年だったら同じ得点で合格だったのに・・・
合格か?不合格か?結果が出るまで一切分からない状況。

しかもボーダーに乗ったのは択一の合計だけ。
他はすべて絶対基準をクリアしていたので、毎日毎晩、択一の総得点基準だけが気になって仕方ありませんでした。

そんなさなか、合格基準予想が唯一の情報源になったんですが、苦しい日々を送りながらもそれらの情報を参考にするときは注意しなくちゃいけないことに気が付きました。

<合格基準&救済予想~参考になる情報/ならない情報>

ボーダーに乗った人や選択式で2点だった人がいちばん(?)気になる合格基準や救済の予想。
それにも、参考になるものとならないものとがあります。

ちょっと逸れますが、こういう情報って非常に需要があると思うんです。知らんけど(笑)

社労士試験に関係した情報を漁っていると、不合格者の中にはあと1~2点で涙をのんだ人が結構いて、そんな様子からしても試験の結果ボーダーや救済待ちの人は少なくなく、そういう人たちがこぞって合格基準&救済予想とにらめっこしているだろうことは容易に想像がつきます。

そんな需要のある情報だけに、予備校等の公的機関から個人まで関係なくそれらの予想を公開する情報ソースが今や乱立しています。
だからこそ、それぞれ参考にできそうか否かを判断しなくちゃいけませんが、ひとつだけその線引きができるとしたら、

【試験後数日の間に公開された情報は根拠が薄い】

と言えます。

試験が終わって1週間も経たないうちに『今年の合格基準は〇点になるでしょう!』と声高らかに発表しているところがありますが、あれってほぼ予想した人の肌感覚です。

試験が終わればあっという間に試験問題は広まり、予想屋の手にも渡ります。
予想屋たちは自らが受験経験者であることも多く試験の勝手も分かっていますから、彼ら自身が一通り解いてみて、

(この問題のレベルだったら基準点は〇点になるだろう)
(これだったら救済はないかな…)

と、自身の過去の経験と照らし合わせているだけにすぎないと考えます。

じゃあ反対に、参考にできそうな情報というのは、大手予備校がやっているように出来る限り多くの受験生に自己採点をしてもらってそのデータを集め、それを前年の同じデータと突き合わせて予想点を出す。
当然、こっちのほうが根拠としてしっかりしていますよね✨

そのことは、おそらくどの予想屋も分かっていると思いますが、受験生のデータを集めるのは簡単ではありません。
何より、ネットの情報って『早く出した者勝ち!』みたいな側面があって、需要がある情報だけに公開すればアクセスを集められます。だから、1秒でも早く情報を世に出してアクセスを拾い集める。
つまりは、正確な情報を提供することよりも、アクセスを集めることにウエイトが置かれていると言えます。

具体的に誰がどうとまでは言いませんが、試験が終わっておおむね1週間以内に出される情報はまず参考になりません。

じゃあ、キチンと受験生本人たちから自己採点結果を集めてそれに基づいた情報なら信用できるか?というと、それもあくまで参考程度に留めておくのが良いです💡

受験生の総数は例年4万人前後ですが、毎年集まる受験生のデータは自分の知る限り多くても2千人。
たった5%のデータで母数全体の予測値を出すわけだから、ある程度の傾向は見えどどうしても正確な情報とはなりえません。

そりゃあ、予想すること自体無理がありますわな。。

<居ても立ってもいられなかったので、自分で予想してみた>


試験が終わって結果待ちをしている時、択一の合計点基準がどうなるかだけが気になり、本当に生きた心地がしませんでした。。
というのは、くどいほど言ってきましたね(笑)

  1.  そんなに頻繁に更新されるわけもない予想屋たちのブログを、数時間に一度閲覧したり

  2.  Xで新たな情報を漁りまくったり

  3.  LINEオプチャに登録して1. 2.で得られないような情報を探したり

とにかく、じ~っとしているのが辛い日々でした。
だから、納得のいく情報を自分で編み出してしまおう!
そんなこと出来るわけがないと分かっていながら、じ~っと待つだけよりはマシだったのでやってみました。

それで、あまりにじ~っとしていられなかったもんだから、予測結果の出し方も何通りか考えだしてしまったのでした。


<結局は『当たるも八卦当たらぬも八卦』!その時を待つしかない!>


大手の予備校ですら得られる正確な得点データは全体のわずか5%にすぎなくて、残りの95%の受験生の状況は想像するしかありません。

『採点サービスを利用してない人たちだけの平均点が〇点以上なら、
俺アウトだな・・・』

その〇点より下であることを祈るだけ。

自分が最もリスペクトする銀次郎さんでさえ、ブログの中では『蓋を開けてみなければ分からない』と仰っているほど。

R5年度は的中率の高いTACの予想とは異なるファイナルアンサーを掲げて見事彼が勝利しましたが、予想屋としての長年の経験からくる独自の公式があるのでしょう。
その独自の公式とやらで択一合計点は7年連続1点予想的中の実績がありますが、それもいつ途絶えるか分かりません。

また、失礼ながら選択式の救済予想なんかはほぼ外しています🎯
あれも集めてきた自己採点データをもとに予想を立てていますが、選択式の場合はちょっと厄介で、勉強不足層が意外に得点している説もあるぐらいだからです。
特に一般常識は国語力で解ける問題が混じっていて、頭がフラットな勉強不足層が得点しているせいで案外救済になりにくいと言われているのを見たことがあって、その話には自分も納得させられました。

真面目に自己採点結果を出してくる受験生は合格レベルに達している人が多く、その平均点も本試験データよりかなり高いもの📈
そんな受験生たちはそれこそ毎日毎晩勉強に明け暮れていたことでしょう。
逆の言い方をすれば、頭脳に【社労士バイアス】がかかって勉強した知識の範囲だけで答えを探そうとします。つまり、木を見て森を見ずな状態になってしまい選択式でつまずきやすくなることが多いです。
そのへん、勉強不足層はバイアスのかかっていない頭脳で挑んできますから、特定の科目で高得点を取ってしまうパターンがあり得てしまうのです。
そのせいで採点サービス利用者の得点傾向と全然違う傾向になり、予想屋も手を焼いてしまうという構図です。

だからやはり、真の事実は受験生全員のデータを集めて初めて分かること。
それは、試験センターじゃなきゃできることではありません。

この記事を出した頃は試験も終わったばかり。
情報ソースによっては既に合格基準点・救済予想を出しているところもあるかも知れませんが、それらに振り回されるのはまだ早いです。

自分も経験者なのではやる気持ちはよく分かりますが、少なくとも今から1週間は公開されている情報も限られているので、何とか気持ちを逸らせて待ちましょう😉😉


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