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(体験記8)生きた心地のしなかった社労士試験終了後の1か月強

俺は戦い抜いた❗
けれど後半の敵がやはり手ごわかった・・・

試験中に降ったゲリラ豪雨☔️の爪痕が残る帰り道、心の中で呟きながら歩いていました。

(くそー!くそー!)

試験が終わった後は受験生たちが一斉に帰路につくため、往路より混みあっていました。
この調子だと満員電車必至だと思っていたので、レンタサイクルでJR桃谷駅まで足を進めることにしました🚲️

やはり自転車は快適!
ただ、人通りの少ない道を選びながら走っていたので、周りに誰もいなかったら勝手に心の声が口をついて出てきたのでした。

市販の問題集でも択一はギリギリ50点を超えたぐらいの出来だったから、本試験となるとあんな雰囲気とも重なって数点は落ちる。
あらゆることをネガティブに考えがちな自分としては、40点すら危うい気がしたぐらいでした。

こうなりゃもう、ほぼ不合格モード💦

しかし・・・

<自己採点で意外な結果に!?>

レンタサイクルを返してJRの駅に着き電車待ちしていた時に、軽く解答速報を見ました。
その時で18時前だったろうか、選択式のみ公開されていました。

選択式はほぼ心配なかったけれど、厚年は3点ギリギリ。やはり、最初の2問は落としていました。
そして、当初最も恐れていた労一ではまさかの満点。社一でも4点取れていて、合計34点の合格確実圏。
全体の正答率85%という快挙でした❗

となると、やはり択一がカギ🔑

その時は択一の解答速報は公開されていませんでしたが、問題用紙を開いて持ってきた参考書と照らし合わせたり、参考書に載ってないところはググったりして自分なりに軽く答え合わせをしてみたんです。

すると・・・

当てずっぽうで答えたところや、自信のなかった問題で殆ど正解できていました✨
例えば、一般常識の前半の統計問題。
あんなのは全てヤマだったけれど、2問正解。

(え??意外と点取れてる?)

その時、なんだか急に胸騒ぎがしてきたのは今でも鮮明に覚えています。

帰宅して、家族には友達に会っていたことにしていたので作り話をして凌ぎ、あまり喉を通らない夕食を済ませて解答速報の公開時刻を待ちました。

そして・・・

解答速報が公開されるや否や食いつき、問題用紙に控えた答案と照らし合わせました。

まずは労基安衛から。
前半、これはまぁまぁ出来ただろうと思っていた問題を落としまくっていて、安衛も2問落として結果は4点。足切りギリギリだ(汗)
難しいと感じていた労災も5点でやはり伸び悩み、後半の徴収法は3問中1問しか取れていませんでした💦

しかし、続く雇用は7点でそこそこ、一般常識も6点取れていて後半の社一(4/5点)で巻き返した感じ。
社会保険科目のほうはなかなかの出来栄えで、厚年こそ6点で伸び悩んだものの、健保8点、国年9点の快挙✨

選択も択一も科目別最低点の基準割れなし!
前年の基準なら合格点に届いている🈴

しかし、こうやって自己採点したことが、合格発表日までの苦しい日々の幕開けになるのでした。

<択一合計点とにらめっこの日々>

択一合計45点。
ボーダーゾーンには入れた。いや、入ってしまった。。

40点に満たなかったら不合格確実、50点以上なら合格確実。
45点という得点は決して不合格とも決めつけられないし、かといって高みの見物もできない。
そんな状況で合格発表日までの1か月強を過ごすのは、まさに地獄の日々でした👿
もう二度とあんな経験はしたくないと思っているぐらい(笑)

試験が終わった直後は40点すら危ういと思っていた。
もし、自己採点なんかせずにあのまま不合格だと思い込んでいたら、こんなに苦しいことなんてなかったろう。

(なんで自己採点なんかしたんやろか・・・)

少し後悔しました。

だから、何とか『合格するかもしれない』期待を捨てようと頑張ってみました。

  • 自己採点の結果45点じゃなくて38点ぐらいだったと思い込んだり

  • 手ごたえのあった選択式ではマークミスの可能性があると思い込んだり

など、とにかく合格の可能性を考えないようにしながら翌年に向けて早々に勉強を再開し、択一で50点越えするための対策を考えてたんです。

だけど、ボーダーに引っかかったのは択一の合計点だけ。それが唯一。
最低点の基準割れもないし選択の合計は合格確実圏にいるから、やっぱりどうしてもそのことが頭から離れない。。

2022年以前10年間の傾向を見ると、合計点基準が46点以上だったのは2013年だけで、その後は45点以下が続いている。
だったら2023年もその範囲に収まる可能性が高い!とも考えられたけれど、10年ぶりに46点がやって来るかも知れないとの見方もできる。

奇しくもこの時になってから気にし始めたんですが、合計点基準は択一式・選択式ともに全受験生の平均点を前年の結果と比べ、その増減幅に応じて決められます。
例えば、+1.4点なら小数点以下四捨五入で基準点も+1点。-1.8点なら基準点は-2点という具合に。

前年(2022年・第54回)の択一の平均は30.9点で合格基準は44点。
もし、+1.5点の32.4点以上だったら合格基準は46点になってしまう。。

つまりは、全受験生の不出来を祈るのみだったんです🙏

その仕組みを知ってからは、合格発表日まで浮き沈みの激しい日々を過ごしました。

試験が終わって間もない頃はX(Twitter)で受験生の手ごたえがどんな感じだったか見てみて、そこにはやっぱりいろんな意見が飛び交っていて、

  • 『今年の択一難しくなかったですか?』

  • 『例年に比べて50点越えの人が少ないように思うけど、難しかったんですかね??』

というコメントを見て安心したり、

  • 『去年に比べれば解きやすかった』

  • 『俺は択一52点だった!』

というのを見てまた沈んだり、自分が見ているのはあくまでごく一部の意見だと分かっていながら、ことごとく感情を揺らされまくっていました。

あまりに苦しい日々。
そんなボーダー地獄は、こんな風に↓↓過ごして何とかメンタルを保っていました。


<各採点サービス(予備校)の予想点が続々出される9月半ば>

そして、9月の中頃になると大手予備校とかの採点サービスが合格基準の予想を出してきますが、それまでに受験生らが各々入校している予備校に自己採点結果を報告し、その集計結果に基づいて基準点予想が行われるので、割と根拠を持った予想値が出されます。
自分の場合は独学者でも登録できる採点サービスに登録し、毎日血眼になって動きを見ていました。

自分が登録したところ以外の動向はX(Twitter)で発信している人がいたのでそのアカウントをフォローし、逐一情報を確認していました。
そしたら、どこの採点サービスも去年より1~2点平均が上がっている傾向だそう📈

(最後まで微妙な試合運びになりそうやな…)

平均点が前年の+1.4点までに留まれば自分は合格。何とかその範囲に収まってほしい🙏
そう祈っていましたが、いざ各採点サービスの集計が出そろうと、択一合計点の合格ライン予想は44~47点の範囲。
最も高い47点予想をしたのは資格の大原で、前年よりも3点近く平均点が上がっていたそう。
他のところも軒並み平均点が上がっていて、前年と同じ予想をしたところはサンプル数が少ないか、もしくは講師の肌感覚だけだったのであまり参考にはできない。

(となると、少なくとも1点は上がりそうやな…)

<やり手予想屋との出会い>

居ても立ってもいられない毎日、PCやスマホを開けば必ず合格点予想の情報を見ていました。
そんな中ネットサーフィンしていると、やり手の予想屋を見つけました。

『銀次郎エイト』という名でブログを書いているユーザーで、自分はこの受験を機にこの人の存在を知りリスペクトするようになりました。

というのも、銀次郎さんは択一式の合格ライン予想を実質7年連続一点的中させたツワモノ。
そんな銀次郎さんの予想は45点。
各採点サービスが合格ライン予想を公表する前からこの数字を出していて、ずっとブレなく45点予想をキープしていました。

(銀次郎さんが45点だと言ってるんだから❗)

色んな予測が飛び交う中、銀次郎さんのブレない予想には何度も救われました。
銀次郎さんは予想得点に対してオッズをつけていて、45点になる確率が70%→80%と日を追うごとに上がっていることに安心感をもらいました。

ただ、その銀次郎さんも最終的には採点サービスの結果を参考にしていて、その結果が出そろってからご自身の予想にファイナルアンサーをかけるスタンスを取っています。

その銀次郎さんが最も重視しているのがTACの採点サービス。
彼のブログにもあるように、TACに寄せられた受験生の平均点と本試験の実際の合格ラインとには強い相関関係があります。
そして、そのTACが過去の傾向も踏まえて出した予想が46点。
サービス利用者の平均点が44.9点、その数字を過去のデータに照らし合わせると、確実に46点の域に入ってしまう結果でした。

その結果を受け、銀次郎さんも一時期は弱気になっていました(と感じたのは自分だけ?)。

ある日の記事では、

「TACの相関関係に照らし合わせると、今年の択一は46点になるかも。」


銀次郎さんが悪いわけではないのに、なぜか裏切られた気がしました…
それ以前までは44点寄りの45点と言い続けてきてたのに、ここへきて46点の可能性❗❓

実はその時、会社のPCでこっそり記事を覗いてましたが、背筋が凍りつきました。
と同時に諦めモードにスイッチが切り替わりつつありました。

(やっぱり、独学の一発合格は夢物語なんだな…)

銀次郎さんは合格ラインの得点だけでなく平均点の前年比まで予想していましたが、択一の合計得点は前年+1.3点の予想。
その数字は彼なりの公式で導き出したんだと思うけれど、いずれにせよギリギリ。
彼は毎年平均点の予想もしていますが、これまでの傾向から実際は少し上振れすることが多かった
+1.3点予想だからマージンが0.1点しかない。それ以上に上振れしたら銀次郎さんは敗退することになる。

(さすがの銀次郎さんもここまでか・・・)

数年連続一点予想的中実績はあれど、今年はどうなるかわからない。
凄腕の銀次郎さんを信じたい気持ちはあったけれど、ネガティブ思考になりやすい自分は諦めモードになっていました。

だけど、彼は45点を曲げなかった✊️
一時狼狽えた姿勢は見られたものの、相関関係の強いTACのデータにさえ反した予想を掲げ続けているということはそれなりに自信があるものだとも取れるので、心配の気持ちもありつつ銀次郎さんの予想に託しました🙏


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