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(体験記4)勉強計画を立て直すも無茶な課題を自分に課す!

<自分にヒットした勉強法の確立!>

あれだけのボリュームの参考書を片っ端から覚え込むために、イメージで覚える方法を思いついたんですが、具体的には、

“文字情報をできるだけ図示化してしまう”

というやり方。

例えば、健康保険の保険料滞納処分の流れなんかは色んな登場人物が出てくるし、文字だけで覚えようとすると少し嫌気が差してきます(自分の場合は…)。
それが図示化されていたら、その図を何度も見て覚えることで、やがて図と一緒に文字情報(条文)も出てくるようになります。

それに、図はすべて手書き。
図や文字のクセですら記憶を呼び起こすトリガーになるので、一石二鳥な勉強法でした!

だけど、それにも手作業が必要で、参考書を読んで自分なりに理解した通りに図に落とし込む。
それを全科目仕上げるのに2ヶ月ぐらいかかりました。
膨大な時間が要ることは分かっていたので、平日の出勤後始業までの空き時間を使って一人になれる場所を見つけては黙々と作業していました。

そうやって作った自分の"イメージングノート”が完成し、いよいよ本腰を入れて勉強し始めたのが3月。独学初受験で勉強するには遅すぎだと言っていいくらいでした。

それまでの作業って、どちらかというと本腰を入れて勉強するための準備期間みたいなもの。
だから、その時はなんでこんなに時間をかけてしまったのか、後悔してしまいました・・・。

とにもかくにも、時間がない!
1秒でも早く、そして1つでも多く知識を詰め込まねば・・・

勉強のとっかかりは、社会保険のほうが各科目の範囲が広いので健保から始めましたが、ねらい通り図と文字のコラボで頭に入るスピードが全然違う!
その後は陣取り合戦のごとく、覚えたことは確実に定着させるため時々復習しながら前に進めていきました。

それでもやはり、元は1,000ページ超の大ボリュームだったので、勉強が進むにつれて取りこぼしも目立ってきて、完璧主義な自分にはそれが気になり頭から離れませんでした。

もともと苦しい戦いになることは予想していたけれど、全部図解にしたイメージングノートを丸呑みした後は、問題演習をする予定にしていました。
だけど、

(これだけ取りこぼしてて問題なんかやっても、
あまりの出来なさに落ち込むだけとちゃうか…?)

と、問題演習に消極的になっていったのでした。

<さらにここへ来てあり得ないパラダイムシフト!>

さらに苦しいことに、勉強が進むにつれて自分の中で考えが変わってしまいました。

そんなこと、無理難題なのは百も承知。
だけど、勉強に取り組むうちにだんだん本気になってきて、『せっかくここまでやったんなら…』という気持ちが強くなり、自分の中で一発合格が次第に義務化されていったのでした。

本当に自分のこんな考え方は辛い!アホですわ…
自分の性格が損だとつくづく思いました。。

なお一層後には引けないし、本気度が増すにつれて試験に落ちたときのショックも大きくなるだろう。
勉強すればするほど、怖くなっていったんです。

いちばん初めの計画でいくと試験に間に合わない目算になるから、1〜1.5時間ほど睡眠時間を削り、通勤途上は言わずもがな全て勉強に充てました。
それで何とかイメージングノートを一周し、買っておいた問題集に手を付け始めました。

しかし、その時期がだいたい6月だったろうか、すでに「直前期」と言っていいぐらいの頃でした。
しかもその時期はすでに受験申込が終わった時期。絶対に後に引くことはできない。

さらに悪いことに、問題に取り組みだしてすぐ、自分は大きな勘違いをしていたと気付かされるのでした・・・


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