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生成AIの未来を探る

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こちらのマガジンは特にクリエイターに向けた最新のAIについての技術動向、社会的影響、倫理的考察、そしてAIが未来にどのような変化をもたらすかに焦点を当てた記事をまとめています。
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記事一覧

AI系の専門家の誰に聞いても次に来るのは「生成AIエージェント」と「音声認識」と言っている件について

「生成AIエージェント」と「音声認識」というキーワードたまたまちょっとしたテクノロジーをよく使うクリエイター集団の中にいるため、周りにAI系の専門家が多かったりするわたしですが、それぞれ個別に雑談したり話を聞いたりしていて最近必ず出てくる2つのキーワードがあります。 それが題名でも書いた「生成AIエージェント」と「音声認識」。 ほんと意識合わせをしたかのように四方八方から口を揃えてみんな言っているので、ほぼこれらが来るのは間違いなさそうだな〜と思い記事にしました。 生成AI

クリエイティブに「AI」と「多様性」が重要なキーワードになっているのは"これからクリエイティブコンテンツの需要が爆増する"からっていうのもありそう

今回のタイトルにもありますが、みなさんこれからクリエイティブコンテンツの需要が爆増するの、知っていましたか? Adobe MAX Japan 2023やセミナー等でAdobeさんが声を大にして何度も言っていることめちゃくちゃAdobeさんが大々的に言っているのです。これからクリエイティブコンテンツの需要が爆増するって。 しかも毎回いろんな場所で。 たとえばtech insiderさんのAdobe MAX 2023の記事のこれ。 クリエイティブコンテンツに対する需要は、過去

AIが活躍するところは”大人の"教育や学習などの分野が結構大きいかもしれない

インターネットやスマートフォンなどの進化で、情報が手に届くところに常にあるようになりました。 ひと昔前とは考えられないくらいの進化です。 一応最初に書いておきますが、子どもや若者の学校教育はAIがすごくなろうがインターネットがとても便利だろうが、変わらずなにより一番大事です。 特に義務教育期間中は学ぶだけでなく、社会性や基本的な生活スキルを身につける場でもあります。大学教育に至っては、専門的な知識や深い洞察を得る場としてその価値を保持しています。 しかし、そういった義務教

生成AIが一瞬で素晴らしい絵を作れる時代になったからこそ"アート作品"は「物語」が重要になってくる

今回はAI全体ではなく「生成AI」で作ったアート作品に限定した記事です。 Xでも生成AIのことが常にトレンドに入ってますね。 生成AIを受け入れない人もいるということがしっかり可視化されています。 すごくナンセンスだけど、世界を生成AI推進派と反生成AI派に分けるとしたらなら、きっとわたしは生成AI推進派に入るんだろうと思います。 前にもこんな記事を書きました。 わたしはこれから生成AIを規制したところで廃れることはないと思っているし、生成AIを受容した世界と規制したあ

AIが進化するほど、フェイクか本物かはそんなに重要な話ではなくなるかも…を考えてみる

つい最近、わずか15秒の音声サンプルから、元の話者に似た自然な音声を生成可能な「Voice Engine」をOpenAI社が発表しました。 これは2022年末には開発されていたけど、悪用を避けるために慎重に小規模なテストを信用できるところと行っていたとのこと。 わかります、性能がよすぎると声なんて色んなことに悪用されそうですもんね。 日本語の精度はまあまあですが、多分英語とかだとすごい似てるのでしょう。目指すところは基本的には医療だったり、支援目的のようです。 悪用されるこ

最近いろんな企業やみんなが急に「AI活用」と言い出した理由と、実際に社員みんながAIを活用するためには何をすればいいのかを考える

AIを敵とみなしている人、味方につけようと必死に勉強している人、まったく関係なく日々を過ごしている人それぞれですが、最近はいろんなところで「AI活用」の話を聞くようになってきました。 特に大企業〜中規模企業は必死にAIを活用しようとしています。 しかし、AIをうまく活用している会社とそうでない会社に結構分かれているように感じます。 これはなぜかをわたしなりに深掘りしたいと思います。 AIの活用状況は2023年の前半と後半ではまるっきり違うまずはMMD研究所さんが2023年

これから増えるであろう実在する俳優やタレントがAI化したり、AIがタレントになったりしたときのことについて考えてみる

海外ではディープフェイクが大問題になっていますが、それとともに自らをAI化するタレントや俳優も出てきたりしています。 一時期話題となった世界的俳優のブルース・ウィリスさんの例なんて、すごくわかりやすいですよね。 自身のブランドをAI化させて認知症になった今でも稼がせています。 KISSの例はAIじゃなくてアバターだけど、それでも新しい方向性を示してくれました。 不死となって永遠に活動を続けるというのはKISSというバンドのキャラクターにも合っているように感じます。 このよ

生成AIはクリエイターを減らすどころか爆誕させまくってるし、そもそもAIがあるからこそ仕事の全体量が増えまくっている事実について考える

AIについての議論は今もいろんなところでいろんな話を聞きます。 特に去年とかはこんな話を聞きまくりました。 クリエイターの仕事を奪うのでは?と、特にイラストレーターの方々は戦々恐々とし、今も議論は続いています。 でも、わたしは日々AIを活用していて「AIが仕事を奪う」って嘘なような気がしています。 どう考えても仕事自体の全体量を増やしているように感じるのです。 それも明らかにAIのせいで増えていると感じます。 あれもこれもAIがあればなんとなくできそうだから、領域を広げ

[2024.1]各社どんなふうにAIを活用しているのか改めて調べてみた

生成AIの活用って結構いろんなところで言われていると思いますが、実際どんな活用の仕方をしているのか知りたくなったので改めてまとめてみました。有象無象を雑多に入れ込んでいます。 大手各社アクセンチュア ガバナンス テクノロジービジョン 協業 ケイパ ソフトバンク

このまま進むとAIが仕事をして、人間は責任を取るのが役目になる日が来るよね。その後はどうなるかをちょこっと考えてみる。

AIが仕事をして、人間は責任を取る。 これを正しくいうと「AI搭載されたサービスや機械等で起こったミスの責任を人間が取る」ということでしょうか… 最近はAIを使った技術の発展が目覚ましいので、爆発的にAIがいろんなところに組み込まれてきました。チャットボットなんていたるところにありますよね。 そんなとき、なにかでAIが間違いを起こしたとして、今の段階ではAIが誠心誠意謝った言葉や態度を取ったとしても、きっと人間は許せないじゃないかなと思います。 結局、そのAIを使った人や

進化した生成AIのリアルタイム変換が何かに似ている…ともやもやしていたけどやっと分かった

前にnoteにも書いたLCMですが、最近本当にリアルタイムにもほどがあるくらいの速度になってきました。 なんかこのように高速LCMによりぬるぬると変換されていく様をみて、何かに似ている…とずっと引っかかっていたのです。 それが完全にリアルタイムになればなるほど何かに似ている感覚が強くなるのです… なんだろうなあ〜と思いながら過ごすここ数日。 本日、ついに思い出しました!!↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ そう、tiktokとかのエフェクトです!!!! (興奮してフィルターもエフ

【11月はやばかった】次のステージに突入してしまった生成AI界隈の動きにみんなついてIKETERUNO??

わたしはついていけてなくて焦っています。 必死でフォローしているのですが、ここ最近の動きは特に異常です。 ちょっとopenAIのゴタゴタに注目している間にいろんなことが起こっていたのをみなさんご存知ですか? わたしが理解できてる範囲でここ最近起こった出来事を簡単に整理していきますね。 2023年10月6日 LCMが爆誕 正式名称はlatent-consistency-model。 これはリアルタイムで入力したプロンプトが画像に反映されるという魔法みたいな技術。0.5秒で

【DALL-E3の乱】生成AI界隈が戦国時代突入へ

みなさんもう試しましたか?DALL-E3。 散々騒がれているし、無料でMicrosoft Bingでも体験できるので触ったことのない人はぜひこの機会に体験してみてください。 すごいですよね。ついにここまで来たかというくらいの高品質感。 Open AI社の本気を感じます。 DALL-E3は2023年8月20日に公式にリリースされ、当初は研究者向けに限定されていました。 しかし、2023年10月には、この新しいバージョンのAI画像ジェネレーターがさらに広くリリースされ、Mic

思っていることをきっちり言語化できる人はすごい。出来ない人はとりあえずAIだね😘

ありがたいことにわたしの周りには凄腕のコピーライターがわんさかいます。 これは本当に素晴らしいことで、何気ない雑談ですら思いがけないワードチョイスに感動することが多々あります。 本物のコピーライターってほんとにすごくて、わたしは仕事をしてて2回、クライアントが泣く瞬間を目撃しました。 たった一言で誰かが泣くんです。 感動して泣くんですよ!? 大の大人がみんなの前で仕事してる時に、しかも真面目なプレゼン中に泣くんですよ?? 信じられます!?!? それほどまでに芯をくった「言