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金持ちフリーランス貧乏サラリーマン

フリーランスかサラリーマンかどちらがお金を稼ぐことができるかという視点で両者を比べて解説している本です。
タイトルからも分かる通り、著者はフリーランスの方がお金を稼ぐことができると主張しています。


こんな人におすすめ


・フリーランスになるメリットを知りたい人
・自分でもできるの?と不安な人
・自分の人生を自分で切り拓きたい人


搾取される人生からの脱却は、フリーランスが一番の近道

フリーランスより会社員の方が安定した給料があり、計画的に貯金ができるのでお金持ちになりやすいのではないかと思いますよね?
なぜ著者はフリーランスの方がお金持ちになりやすいと述べているのでしょうか。

会社員ではお金持ちになるのが難しい一番の原因として税金を挙げています。
サラリーマンは税金の負担が大きすぎ、額面上の給料が高くても多くは税金に消えてしまいます。
まともに税金を払ってお金持ちになれるのはほんの一握りだけ。
と著者は語っています。

・サラリーマンは所得全体に税金がかかり、さらに平均給与は緩やかに下がっている
・フリーランスは所得から経費を引いた分に税金がかかる

節税という面から見るとフリーランスの方が圧倒的に得なのです。

「それでも会社員の方が給料は安定しているし福利厚生もあるから得じゃないの?」
と思う人も多いと思いますが本書ではこう書かれています。

会社員は最も貧乏に成り下がりやすい働き方である。

ここまでズバッと言い切れるのはすごいですよね。

理由として、

・会社員は労働基準法によって雇用が保証されているので、簡単にはクビにならない。
・会社側にしてみれば、使えない社員でも採用してしまえば、雇い続けなければならない。
・そのためのリスクヘッジとして、従業員の平均的な給与水準を下げている。

つまり、使えない社員の給与をできる社員が賄っているということです。

著者はフリーランスにリスクはないと言っていますが、その理由の一つはここにあります。

あなたがよほど最下層のサラリーマンでない限り、使えない社員の給料分働く必要がないためサラリーマン時代より楽に稼げるのです。


さらに大きなメリットとして

・一度でもフリーランスを経験した人は、サラリーマンしか経験したことがない人より格段に成長している
・もしもう一度サラリーマンに戻りたい場合も市場価値が高まる

という点があります。

もし食べていけないとなってしまった場合でも日本は社会保障というセーフティネットが充実しているので
必要以上に恐怖を感じる必要はないと述べています。


著者のやまもとりゅうけんさんは新卒で入った会社でエンジニアとして勤務し、月の手取り額は17万4千円だったそうです。
しばらくはやりがいを持って働いていましたが、安すぎる給与に先が見えなくなり独立。
すると収入は一気に3倍に。
これが正当な対価だとすれば、サラリーマンは本来得るべき収入の3分の2を搾取されていたことになります。

貯金ではなく、蓄財(自己投資)にお金を使う

「自分にはそんな特別なスキルはないし独立なんてできない」
という方も多いと思います。

僕もその一人です。

ではどうすればフリーランスになり、搾取される人生から脱却することができるのか?

貯金ではなく蓄財(自己投資)に力を注ぎましょう。

まずは貯金をして、、、という発想ではなく、会社に頼らず稼ぐ力を身につけて収入の枠を広げるために自己投資をすることが大切です。

著者は、つみたてNISAをする金があったら自己投資に使え。
自己投資こそが最もリターンの高い投資だ。
と言い切っています。

自己投資で何を磨くべきなのか?

「知識と影響力」

知識
日々変わっていく世界で正しい知識を身につけることは必須です。
ここで気をつけなければいけないことは

知識やスキルは時間とともに陳腐化する
ということ。

自分の知らない新しい技術が出てきたときに拒絶するのは老害への第一歩。時代に合わせて常に自分自身をアップデートしなければ時代に取り残されてしまいます。

影響力
影響力とは「見ず知らずの他人の行動を左右する力」
影響力を身につければそれを武器にして永遠に稼ぎ続けることができます。


まとめ

フリーランスはあなたが思っているほどハードルは高くない。
自己投資を惜しまず行動すればサラリーマンより楽に稼げる!


■印象に残った言葉

・フリーランスにリスクはない
→フリーランスを経験すると成長する

・時代に合わせた知識と技能を手に入れる
→自分の知らない技術を拒絶するのは老害

・交通費、交際費は惜しむな
→尊敬する人に会いに行くことを投資と思えない人は成功しない

・インプットは負債である
→インプットばかりでは頭でっかちになってしまう。アウトプットして初めて価値がある

■感想

具体的にフリーランスになる方法や稼ぎ方が書いてあるわけではないのですが、「会社員は安定している、フリーランスは不安定」という固定観念を壊してくれた本です。
今までは想像もできなかったフリーランスとして生きていく自分を、ぼんやりとですがイメージすることができました。

確かに税金面で見れば確実にフリーランスの方が有利だし、フリーランスという働き方を一度でも経験することのメリット、成長は計り知れないなと。
フリーランスという働き方を経験すること自体が、自己投資になるのではないかと感じました。

著者は貯金する金があったらすべて自己投資に使えという極論を述べていますが、ここは賛成できない点でした。
精神安定剤としての貯金もある程度は必要だし、長期的な目で見てつみたてNISAなどへの投資も有効だと思うからです。

近い将来、自分の強みを活かしてフリーランスとして生活してみたいと思いました。
そのために自己投資にお金を惜しまない。
noteでの発信もスキルを磨くための一つの手段。
自分のペースで継続していきたいと思います。
読書や勉強だけでなく会いたい人、尊敬する人に会いに行くことも自己投資の一つ。

フットワーク軽くどんどん行動していきます!

お読みいただきありがとうございました!!


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