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WHILLはつらいよ その2


 今も変わらずWHILLという電動車椅子を使っている。
 この車椅子の自分が感じる利点は二つある。
 それだけ?と思うかもしれないがその利点が他の電動車椅子には見られないから使い続けている。
 その利点といえば一つ、他にはないほどのパワー、特に今住んでいるところは坂がちな地形に囲まれていることもありこれ以外の電動車椅子はその坂を攻略できない、
 もう一つは小回りが効くことだ。
 前輪がオムニホイールと呼ばれる車輪がついているからホントその場で方向転換ができる。

 小さいエレベーターでも方向転換ができるから後ろを気にしながら動く手間がなくなっている。
 利点はその二つで後は欠点になる。
 一つが小さい段差にハマると抜け出せないことだ。
 先に書いたオムニホイールが滑って邪魔して横方向に動けなくなり最後、誰か他人の手を借りる羽目になる。
 二つめとしてその重さだ。
 カタログで52kgとある通りいくら前モデルから軽くなったとはいえ他の車椅子と比してもかなりの重量になる。
 そしてその特殊な形状だ。
 これらのおかげで困った事が起こる。
 それは救急車を要請した時だ。
 以前自宅で呼吸困難になったとき救急要請したのだがその時は要請して救急車が来た時には少し落ち着いたのもありさて乗って病院にといった時にこの車椅子は乗らないと言われたからだ。
 救急後は自分で帰らなければならないから車椅子は必須だから困った挙句状態も戻ったのもあり救急にはそのまま帰ってもらった。
 この時の救急には迷惑をかけたがまた何かあったら呼んでくださいね、と声を掛けて帰っていかれた。
 こんな事があるから今の自宅には手動の車椅子が買って置いてある。
 そんなことまで考えなければならないWHILLなのだが先に挙げた利点には変えられないから今も使い続けている。
 ホント困った車椅子だ。

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