受容

 私の障害の程度は左上肢の全廃、左下肢の著しい機能の低下、となっている。
 ということもあり発症後からリハビリを続けた結果からだからか歩くことはなんとかできる様になったが(何かしらの支えが必要だが)左手は未だ動く気配はない。この結果から今の障害等級がついている。
 今もリハビリで上肢の機能の回復をできるようにしているのだが、肩を横に上げるといったこともできない。肩をすくめることはなんとかできるのだがPTからは違う、と言われるのだがホントこの横に上げるといったこともやり方がわからない。右の肩を挙げてみるのだがそれを真似してしようとしても全くできない。そこから先、肘や手首、指などは言わずもながで肘くらいが曲げることがなんとかできる程度だ。
 動かなくなって早く数年、この状態に慣れた自分がいる。
 以前も書いたが今以上に悪くならなければといった気持ちでリハビリをしているのは否めない。今のこの状態で、日常生活はなんとかなっているから。無論ヘルパーの手助けは必要だが。
 正直な話この手も少し動くようになったところで元の仕事に戻れる訳も無いからならばこのままでいいか。との気持ちが無い訳ではない。
 発症直後は元に戻すんだ、と言った気持ちでリハビリをしていたが戻る気配のない、左手をみてるとあの頃の気持ちにはもうなれない。これが障害の受容というならもう成しているのだろう。
 受容というかどこか諦めもできてしまったレンタル障がい者でした。

#リハビリ #機能全廃 #諦念 #障害の受容

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