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易怒性

 後から聞いた話なのだが引っ越しやなんやで病院やケアマネを移る機会が多かったのだがなんかの拍子で私のことの話になったのだが申し送りの書類に〇〇さんは疾患の関係で易怒性があるとあったそうだ。
 自分としては、ん?と首を傾げる感じだった。
 いやいや昔から腑に落ちないことや納得のいかないことをされる、特に客商売してる相手とか路上喫煙している輩にはよく文句を言っていた自覚があり病気のせいではないぞ、などと思ったものだ。
 車椅子生活になって他人の世話になることが増えてくると特に公共交通機関では手際が悪くて待たせる、とかになると対応している職員にくってかかっているのは確かだが、先に述べた通り昔からだしななどと思っていた。
 最近よく考えるに確かに感情に任せて怒声を浴びせていることは増えたかもしれない。
 やはり体が思うように動かないのはかなりのストレスになっているのは否めない。
 同時に対応に不手際を感じるとやはり障がい者だから扱いが適当なのかと思ってしまう。
 また、扱いが伸べて一緒ならそんなもんかと思うだけだろう。
 しかしとある所だけが扱いがおかしいと感じるからどうしてもその場で文句を言ってしまう。
 しかしこちらも言った後やはりなんで文句を言ったんだと後悔することもしばしばだ。
 やはりこんな身体だからこそ心平らに過ごしたいのはやまやまなのだが。

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