一票の重み
政治家の不祥事が後を立たない。
そこでよく聞くのが辞めさせろという声だ。
私も辞めて欲しい政治家はごまんと居る。
しかし、政治家の出処進退は自分で決めるというのは大前提だ。気に入らなければ辞めさせることの弊害は大きすぎる。もし何かしらで有罪になったら議員辞職なんて決まりができたら、時の権力者が気に入らないからと言って何かしらの冤罪を擦りつければその議員の首は飛ばせることになる。又は、マスコミが扇動してキャンペーンをはればそれだけで辞めさせることができてしまう。こういうのを恐怖政治というのではないか?
何か不祥事を起こしてもその人が辞めるまでは選挙民はその議員を飼い続けなければならない。それが選んだ選挙民の責任だ。自分は選んでないなどとは言えない、それが民主主義だからだ。だから次の選挙で選ばなければ良いだけだ。さすれば議員ではなくなるのだから。
政治家というのは一般国民の選挙で選ばれている人々である。その彼らの不祥事の大元の責任は選んだ国民に帰結される。だからこそきちんと立候補者を精査して一票を投じなければならない。
だからこそ今がダメと声を上げるならきちんと信頼できる人に票を投じなければならないはずだ。しかし、昨今の政治家をみるにその信頼できる人というのがいない。今の日本の不幸であり、戦後教育の帰結に思える。
だからこそ若い力に期待したい。
近く国政選挙がある。選挙というのは頑張って欲しい人を選ぶと同時に相応しくない人、議員をして欲しくない人を落とす作業でもある。
議員を馬鹿にすることは翻って自分たちを馬鹿にすることと同意になる。そんなことはしたくないから今度の選挙も考えて一票を投じたい。
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