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僕に喝を入れてくれた人

幼少期から今にかけて比較的無条件に年下や後輩が好きだった割りに、好き(=尊敬できる)先輩の数は本当に数えるほどです。

高校生くらいの時までは友達のお兄ちゃんだったりすることもあり、あまり偉そうにする先輩はいなかったように記憶してるけど(友達みたいなもんだった)大学に入ると先輩とは大体偉そうにしてる人ばかりでした。

そもそも日本には敬語があるから、年上と年下には無条件に上下関係があると思います(こっちは敬語で向こうはタメ口)

なぜか先輩にタメ口を聞くと注意されたり嫌がられたりするけど、たかだか数年先に生まれただけでなぜ偉そうにされなきゃいけないのかと思い、上級生からは割と嫌われてたと思います。

そんな感情をゆるやかに引きずったまま社会人になったため、努力している先輩を好いて、手を抜いていると思える先輩は心の中で値踏みしていた気がします。

そんな僕に喝を入れてくれた人物が黒子のバスケに登場する海常高校の笠松先輩です。

ちなみに・・・黒子のバスケとは週刊少年ジャンプで連載していたバスケットボール漫画で無敗で全中3連覇を成し遂げた「キセキの世代」と呼ばれる5人がそれぞれ違う高校に進んでいる状態で始まります。

※「キセキの世代」は超強豪校の帝光中学校の歴史において特に「最強」と呼ばれ、10年に1人の天才が5人同時にいた世代

しかしこの世代には奇妙な噂があったそうです。誰も知らない、試合記録も無い、にもかかわらず、天才5人が一目置いていた選手がもう1人、「幻の6人目」がいたと。

その「幻の6人目」であり主人公でもある「黒子テツヤ」とキセキの世代に匹敵するアメリカ帰りの大型新人「火神大我」達がキセキの世代を擁する各高校と勝負をしていくという物語です。


話を戻して、笠松先輩ですがこの「キセキの世代」の1人である黄瀬涼太擁する海常高校のキャプテンなんですが、黄瀬くんはというとバスケを始めた時期が遅くたった2年で「キセキの世代」入りしてしまいこんな感じの人でした

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僕のような凡人ですらも偉そうと思ってるというのに、いくら強豪校の部長とはいえ「キセキの世代」の黄瀬くんが言っちゃうんだから(まぁそうだよね・・・)となりそうなところに、なんとこの先輩クソほど堂々と「偉ーよ」と言っちゃうんですね。

初めて読んだ当初はどんな理不尽な発言が飛び出すのかと気になって気になってしょうがなかったのですが、笠松先輩はこのように言ってたんですよね。(笠松先輩じゃなくて作者の言葉でしょっていう野暮なことは言わないでねw)

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早く生まれたからじゃないと。このチームに貢献してきた過去があると。


なんとも腑に落ちる発言

これを読んだ瞬間、

確かに会社であれば僕より過去にいた人達は間違いなく会社に貢献していて、売り上げや利益をあげ、顧客を喜ばせ、状況次第では後輩を育成したりもしていたかもしれない。


そんなようなことを思うようになり、割と漏れなく先輩達を敬えるようになりました。

笠松先輩!ありがとうございました!

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