元国民的アイドルおじさんの知恵袋👜no.1 -覚えてますか？キー君です。

#自己紹介

俺の名前は森藤君彦52歳、かつて一世を風靡したアイドルグループ“ナタネボーイズ”のキー君だ。
一番人気だったタックンの不祥事によりグループ解散に追い込まれた当時を振り返りどうやって元スーパーアイドルがその後の人生を歩んできたか、そして今何を思うかを記していこうと思う。

その前に、俺がなぜアイドルになったのか説明しよう。
おせっかいな母の姉、ヨシコが顔だけは良かった俺のいけてる写真をトミーズ事務所に送った事からそれは始まった。
当時はわけもわからずトミーズ事務所に行き、いきなり社長のトミーさんに明日からレッスンにおいでと言われ、ミーハーだった母親とヨシコおばちゃんにしつこく行けと言われるがままに事務所に通い始めた。

入所後まもなくナタネボーイズの5人目に抜擢され、突然国民的な人気者になった。
まだ若かった俺はアイドルの意義も分からずただ有名になり金を手に入れる事に夢中になっていった。

知らない方の為に当時のナタネボーイズの人気ぶりというと、
紅白にも3回出たし、日本レコード大賞も2回取ったし、冠番組“ナタネデDON”も5年続いた。今思うと解散になるまでの18歳から23歳までの俺の人生はまるでかき氷シロップをそのまま凍らせた氷のかき氷みたいに甘くて濃かった様に思う。

そして今このタイミングでなぜ俺が公の場で発言してるかって？
それは可愛い息子からの一言。

「お父さんって本当にアイドルだったの？人気のアイドルだった人がお金がない、お金がないって言うもんなの？」

そうだ、俺は今は金も人脈もない落ちぶれたおじさんだ。仕事も続かない。どこへ行っても元アイドルだった事がばれて恥ずかしくていられなくなる。かつての輝きを知っている人の夢を壊したくないと思い自意識過剰になってしまうのだ。

こんな人生は嫌だ。
俺だってもう一度輝きたい。息子に胸をはってお父さんかっこいいと言われたい。
もう自意識過剰になっている場合ではない、折り返し地点をとっくに過ぎているのだ。
元アイドルだろうと金がないおじさんだろうともうどうでもいい。
藤井風のいうところの”もうええわ”状態だ。
全てさらけ出してぶっちゃけていこうと思う。

過去の栄光を捨て今を生きる人、一緒に頑張っていこう！

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