漫才「足元にも及ばない」

A「どうもー、よろしくお願いしまーす。」
B「お願いしまーす。
いやー、しかしお前は最近あか抜けてきたな。
その顔ならSnow Manにも入れるんじゃないの？」
A「そんなわけないだろ！あんなスターには足元にも及ばないよ！」
B「…どういうこと？」
A「え？」
B「今、俺は顔の話をしてるの。
なのに足元って何？
え、勝手に全身で比べてるわけ？」
A「あくまでそういう表現だから。」
B「全身だったら敵うわけないだろ！
お前、体脂肪率いくつ？」
A「えーっと、確か22％…。」
B「岩本君は一桁なんだよ！
SASUKEにだって毎回出てる！
そり立つ壁を昇れんのかよ！
サーモンラダーをちゃんと使えるか!?
大晦日なのに赤レンガ行くか!?」
A「お前、どんだけSASUKE好きだよ！
俺は去年はテレ朝見てたの！」
B「いや、そんな奴いるわけないだろ！
局アナだってたぶん見てない！
六本木に骨うずめるつもりか!?」
A「ザワつく、めちゃくちゃ面白かったよ！」
B「お前、誰とも話合わんぞ！
サークルにいたら孤立するタイプ！
カラオケだったらポテトも食えない！」
A「言いすぎだろ！
孤立してたらポテトは食えるし！
ザワつくのスタッフも頑張ってたの！」
B「紅白超えると思ってたのかよ！」
A「たぶん無理って考えてたよ！」
B「そんな気持ちで番組作るな！」
A「男にはなあ、たとえ負けるとわかってても挑まなきゃいけない時があるんだよ！」
B「それならお前もSASUKEに出ろよ！あれだって挑む価値はあるだろ！」
A「書類審査であっさり落ちた！」
B「エントリーしてたの!?」
A「黒虎入りも断られたの！」
B「お前、山田勝己に会ったの!?」
A「俺には、SASUKEしかないんです…！」
B「いや、漫才があるだろ！」
A「だから悔しくてテレ朝見てたの！」
B「だったら紅白見たらいいじゃん！」
A「今年は岩本君が出てたの！
見たら悔しさが蘇ってくるから！
それにしても、もし岩本君がSASUKEのファイナルに進んでたら、
ジャニーズカウントダウンはどうなってたのかな？」
B「お前が心配することじゃないから！
だったらガキ使見たら良かったじゃん！」
A「俺もお尻を叩きたかった！」
B「そっちのオーディションも行ってた!?
そんなに年越しの番組に出たいの!?」
A「そのためだけに芸人になった！」
B「そんな動機はお前だけだよ！」
A「松本、アウトー！」
B「そのポジションは永遠に空かない！」
A「それじゃあ、どこを目指せばいいんだ！」
B「COUNT DOWN TVの観覧！」
A「現実的～！」