ウルトラマントリガーは無視するのにシン・ウルトラマンは観るのか

僕がシン・ウルトラマンやシン・仮面ライダーに乗れないのは、どのジャンルにおいても現在進行系で時代に立ち向かっている人達を第一にしたい、という想いがあるからなのかもしれません。
もちろん偉大な歴史は大事ですし、僕も昭和特撮は大好きですけど、今を知りもしないのに「あの頃が最強」論に浸る感覚とは相容れなくて。
もちろん庵野監督が単なる懐古ではなくそれをベースに全く新しい物を作っていることは理解しているのですが、最新のウルトラマンや仮面ライダーを観ていない人達がそこを飛び越えて熱狂している姿を見ると、どうしても距離が空いてしまうのです。
今の特撮に関わり続けている監督や脚本家の方々をリスペクトしているので、その作品はスルーするのに庵野監督なら飛びつくのか、ということへの悔しさもあります。
例えて言うなら僕の中でのシン・ウルトラマンやシン・仮面ライダーは、日本のG1馬が海外の重賞に出る時に、それまで一緒に組んでいた騎手を降ろして大物を乗せる、あのやり方に近いモヤモヤがあるんですよね…。
いや、凄いお仕事をするのはわかりますけど、でも…という。