#action954 の違和感はどこから来ているのか

TBSラジオで今年の4月から始まった新番組「ACTION」。
長く続いた「荒川強啓デイ・キャッチ!」を終わらせて始まったということもあり、その熱烈なファンからは今も批判を受け続けている。
しかし精神は全く受け継がれていないわけではない。
日替わりパーソナリティーから今の社会や政治に対する鋭い意見が出ることもある。
柔らかなコーナーの中に含まれている分、前番組を聴いていなかった人達にもメッセージが届きやすくなっている可能性もある。
むしろ僕が気になるのは、アシスタントの幸坂さんのスタンスだ。
象徴的だったのが今日の放送。
コラムコーナーで武田砂鉄さんが取り上げたのが、自民党の新戦略である「#自民党2019」についてだった。
と言っても感情的に批判していたのではない。
トーンとしては冷静だったし、国民民主党のYouTube戦略の問題点と比較しつつ語っていた。
にも関わらず、幸坂さんの相槌やリアクションにはかなりの緊張が感じられた。
口数がどんどん少なくなり、
「はい…。」
としか言わなくなり、声も小さく弱くなっていった。
そして無機質な言葉でコーナーを締め、CMへと移っていった。
その態度から読み取れたのは、
「あくまでも砂鉄さんが個人的に言っているだけですから」
「私は何の関係もありませんから」
という責任回避の感情である。
「デイ・キャッチ!」との最大の違いはまさにここにあると言える。
幸坂さんが腹を括らずにこの姿勢を崩さない限り、番組としての前進はないのだ。
もしも本人発信の怯えではなくスタッフの指示なのだとしたら、それはそれで、いや、そっちの方が問題なのだけど。

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