【ゼミレポート】第1回Zoom集会を行いました!
2月7日(水)に学友会ゼミの第1回Zoom集会を行いました。
学友会ゼミでは、毎週日曜日の対面集会と毎週水曜日のZoom集会をもとに研究活動を展開しています。水曜日のZoom集会には、研究領域の近い専門家の方や、学友会組織での活動の経験がある方などをお招きして、学友会ゼミの研究を根拠あるものにするよう努めています。
基軸|AGENDA
今回のゲストは以下の2名でした。
▶︎ 2024年度映像学部自治会副会長 / 元調査企画部部長|新5回生
▶︎ 2024年度 中央委員会関係者
今回のトピックは以下の3点でした。
▶︎ 学友会ゼミの活動紹介記事に対するファクトチェック
▶︎ 学友会組織経験者としての課題意識のヒアリング
▶︎ 学友会ゼミで取りあげるトピックについての検討
議論|DISCUSS
行われた主な議論を論題ごとに紹介します。
- 6本の柱 -
学友会ホームページに掲載されている「6本の柱」という図解に関して、その有用性が議論されました。学友会活動が端的に網羅されているものの、
▶︎ 属性分けによる整理がされていない
▶︎ 説明文に一部古いものがある
等の課題意識をゲストからヒアリングしました。政治過程論の観点から属性分けを試みることを、学友会ゼミとしては提唱しました。
- 学園共創活動 -
「要求実現運動」から「学園共創活動」への改称について、学友会ゼミから質問し、ゲストからご説明がありました。
▶︎ 大学の意思決定プロセスに当事者として「乗る」
▶︎ 分流・現場レベルで発見した課題を議論の本流に持ち込むスキーム
等の実現が学園共創活動が要求実現運動と一線を画す点であるとのご説明をいただきました。これに関して学友会ゼミから「大学側のセキュリティクリアランスの内部へ参入するのが学園共創運動の本質なのではないか」と提起し、ゲストの方のご賛同をいただきました。
- 職場知の蓄積 -
学友会中央パート団体が中央委員会やその他の活動で発揮するプレゼンスについて、ゲストの方から、
▶︎ 学友会「知識」の格差が各パート間にもある
▶︎ 学友会は1年でほとんどの役職が代替わりするので職場知の形成が困難
▶︎「知識」の格差が実行力・発言力の格差を生んでいる
との課題意識をヒアリングしました。
- 選挙運動の広報 -
学友会ゼミから「学園祭の広報のように質の高い広報を自治会選挙でも実行できないのか」と質問し、ゲストの方から、
▶︎ 学園祭に携わっている学生は、学友会組織の中でも学園祭の専門家
▶︎ 自治会選挙の選管は都度召集・解散するのでノウハウが蓄積されづらい
等のご説明をいただきました。
- 戦略企画室とは何か -
学友会組織のうちひとつ「戦略企画室」について質問し、ゲストの方から、
▶︎ 学友会として新しいとりくみをしたいという場合がある
▶︎ しかし既存の縦割りの枠組みは、既存の業務で手一杯
▶︎ そこで「必要な無駄」を縦割り構造の外に作ったのが同企画室だった
とのご説明をいただきました。
-「りつくり」について -
また、同企画室によって行われた「りつくり」については、
▶︎ 既存の学園祭は、地域の官・民との連携において大学を通していた
▶︎ 地域の官・民と直接の連携をする試みが「りつくり」だった
とのご説明をいただきました。
- 会計監査について -
学友会内の会計監査について、ゲストの方から、
▶︎ 学友会には大きく2種類の会計監査がある
▶︎ ひとつは、財務部が日常的な資金フローを管理するもの
▶︎ ひとつは、年に1回召集される会計監査委員会による監査
とのご説明をいただきました。また、会計監査委員会について、
▶︎ 各中央パートが他の中央パートの資金の流れを監査する制度
▶︎ 実際そこまで大変ではないが、これが負担だという声もある
▶︎ それが負担になるのはどうしてか
との提起がゲストの方からなされ、議論を深めました。学友会ゼミとしては「なんだかよくわからない業務によって唐突に責任が舞い込んでくるという現象そのものに心理的負担があるのではないか」と提唱しました。
- そのほか -
それらの他にも、
▶︎ 年会費の徴収のありかたについて
▶︎ 中央委員会議事録の形式について
▶︎ OIC自治会と産業社会学部自治会の置かれている環境について
▶︎ オリター系団体の特殊性について
▶︎ 抽選科目制度に関する議論の経過について
など、さまざまなことが議論されました。
総括|CONCLUSION
今回の集会は非常に建設性の高いものでした。課題意識の洗い出しとしても成果が多く、また、学友会の活動に関する見識を深めることができました。
学友会ゼミでは、Zoom集会に出席するゲストの方を随時募集中です。知見を共有していただける方や課題意識をご提示いただける方など、お待ちしております。
また、学友会ゼミのメンバーとして議論に参加していただける方も強く募集しております。少しでもご興味のおありの方はぜひ下記の連絡先からご一報ください。
以上
立命館大学|未来共創リベラルアーツゼミ
もういちど、立命館民主主義を話し合おう
- 立命館大学学友会を研究する -
連絡先:varsu.lab@gmail.com
「みらいゼミ」についてはこちらから!
▶︎https://www.ritsumei.ac.jp/liberalarts/mirai/
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