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共感起業/共感経営のヒント

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共感循環社会をつくる、共感起業/共感経営のヒント。 共感起業大全(自由国民社:10/30発売)からエッセンスをお届けします。
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記事一覧

社会課題解決は、暮らしを感じることから

野菜の値段、知ってますか?SDGsが一般的になり、社会課題解決のビジネスへの関心も高まっています。 SDGsの資格とか、勉強会とかいろいろと学ぶのもひとつですが、それよりも、いつもの暮らしに向き合うことのほうが、はるかにたくさんの具体的な情報に触れることができるんです。 突然ですが、今日のキャベツの値段、知ってますか? 為替はわかるし、ガソリンの値段もわかるけど、キャベツの値段はさすがにわからないかもしれませんね。 では、いま旬の果物って、何が店頭に並んでますか?

Don't think. feel. 違和感こそが大切な情報

感じることを、後回しにしていませんか? 私たちは、知識などの情報を優先するがあまり、感覚的な感情の情報が大切に扱われていないように思います。 この言葉は、とても好きです。 小さな差を見出すことは、仕事でも人生でも、とても大切だと思います。 しかし、私たちは、捉え方の癖がついてしまっています。 そして、既知の情報、視覚情報などに、どうしても引っ張られてしまいます。 普段から、feelを大切にしている人がthinkをすると見つけられるものも、feelしていない人がthin

共感とは、自分を探求する旅

想いの強さと、温度差自分の中に溢れそうな想いが湧いて、それを実現したいと想い起業する人がたくさんいます。 起業する瞬間に、そんな思いを持っていることもあれば、そうでない場合もあります。 個人の事業として、給料ではなく報酬で生きたいという思いから、いろいろなお仕事を引きうける、そんな独立というケースも多いと思います。 いずれにしても遅かれ早かれ、いろいろな思い触れる中で、ビジネスを通じて社会を良くしていきたいという想いは強くなっていきます。 でもその想いが強くなるほど、他

ブランディングとは、意味に共感をしてもらうこと

ブランディングの思い違いビジネスの相談を受けていると、よく「ブランディング」という言葉にたどりつく。 ブランディングがしたい 使いやすい言葉なのかもしれない。 魔法のような言葉。 みんなが選んでくれる/買ってくれる。 そんなイメージを表す言葉なのかもしれない。 でも、選んでもらうためのアクションであれば、多くの場合は広告か販促。 買ってくれるためのタイトルをつけるとか クリックするためのキャッチコピーとか 商品のコンセプトを考えるとか それはブランディングとは言わ

「社会起業を少しでも考えてみたい人」にオススメな、2日間のプログラム

ネコも杓子も社会課題解決起業といえば社会起業が当たり前のようになってきて、どの起業プログラムを見ても、スタートアップのアクセラレーターを見ても、全てが社会課題解決という言葉が入っています。 たった数年前に社会課題解決と言おうもんなら、「儲けるのを諦めたのか?」「趣味か?」と言われるような時代があったのです、よ。 当時、特にベンチャーやスタートアップ界隈の人にとっては、ビジネスや経済成長が優先で、多少の犠牲は仕方ないと言わんばかりに、金銭リターンだのユニコーンだのと、Jカー

自分の人生を、経営しよう 〜人生のPLとBS、最後に残したいものは何?

人生におけるお金のPLとBS起業とは、「自分に起業をする」ということ 僕は起業をこんなふうに考えています。 実際、多くの起業を目指す人、起業した起業家たちと、話をするときは、その人の人生相談を受けているつもりです。 つまりこれは、「自分自身の人生を経営する」ことでもあります。 起業家自身にも、自分の事業計画書が必要です。 PLとは損益計算書、BSとは貸借対照表…お金の話が苦手と言う人も多いかもしれませんが、お金も計画が必要ですが、お金以外の計画ももっと必要です。

ビジネスが次々と沸いて出てくる「人生はコンテンツ」という思考 〜興味が億単位のビジネスになった実話

そもそも、コンテンツとは何?「なぜ、そんなに事業ネタが湧いてくるのですか?」 よくそんな質問をされます。 「人生は、コンテンツ」 私がいつも感じていることは、「生きていることの全てが、コンテンツ」だということ。 私はこのコンテンツを、「価値のある情報」という意味で使っています。 知りたい誰かがいるかぎり、すべての関心や興味、その経験がコンテンツ(価値)になります。 私がシリアルアントレプレナーでありパラレルアントレプレナー(俗にいう、連続起業家)として、30社の起業

商品は売り込まない、お客さんはターゲットじゃない

ビジネスの話をしていると、よくこんな表現に出会う。 実は、僕も使っていた。 若い頃に「仕事を振る」という表現をしていたのを、注意されたことがある。 それ以来、言葉が気になるようになった。 僕も使わないとはいい切れないけれど、聞こえてくる言葉に、どこかヒヤヒヤする。 たぶんみんな無意識。 僕も、無意識だった。 お客さんを、敵だなんて思ってないはず。 経営用語では、ターゲティングとも言ったりするので、的のように感じることもある。 ちょっと共感やリスペクトが足りない

僕が、結果よりプロセスの共有にこだわる理由 (愛着が生まれるチーム/コミュニティのつくりかた)

結果だけが共有されるチーム「会議の結果が決まったので、共有します」 チームや組織の運営において、「結果/結論だけが共有される」ことがほとんどです。 それを受け取った人は、結論だけを見て、それに従って行動することになってしまいます。 その結果、 なぜするのか、何のためにするのか、という理由もわからず、ただの答え合わせをすることになってしまいます。 これでは、たとえ答えは合っていても、意図とは違う答えになってしまっても仕方ありません。 ですから私は経営者やチームのリーダ

ビジネスの99%は発想。先人の知恵を借りよう

1000億人の知恵30億年ほど前に生命が誕生し、 6500億年ほど前に霊長類に派生し、 800万年ほど前に人類に別れたそうだ。 そこからの長い年月で、人間は様々な創造を経て、今日を築いた。 先に生まれた先人によって築かれた世界に、 後から生まれた者が生まれ、 そして、 これから生まれる者へと受け継がれてきている。 この間、 およそ1000億人が生まれ、そして去っていった。 1000億人が経た経験と知恵が、私たちの前に広がる、この社会をつくった。 みんなが、初めての人

ものづくり、より、顧客づくり。 そして、ファンづくり

とりあえず、モノをつくりたい何かモノを作りたいという起業相談を、よく受けます。 その質問には、 という答えが返ってくることが多いです。 つまり、 ということですね。 でも、それは、本当なのでしょうか。 いいね!は、ご祝儀あなたのような人は、あなたの他に何人いますか? まあ、友達なら…そう言いますよね。 頑張って!というエールの意味を込めて、おつきあいで1回くらいなら買ってくれるとは思います。 そんな「ご祝儀」も、大切ではあります。 ですが、冷静に考えてみて

「売る」を「貸す」に変える、ビジネス化思考

なんでもビジネスにできる「ビジネス化思考」。 連続起業家の「何を見てもビジネス化する思考習慣」を今日もあなたに。 今日は「売る」を「貸す」に変えてみましょう。 ボールを買わないで遊ぶモノを買うとき、私たちは、何に対してお金を払っているのでしょうか。 ボールを買ったとき、そのボールが自分のものになります。 でも、そのボールで遊ぶことが目的ですね。 だから、ボールで遊ぶというコトのために、ボールを買うというアクションがあります。 でも、ボールで遊ぶということが目的なら、

「買う」けど「使わない」、ビジネス化思考

なんでもビジネスに変えてしまう「ビジネス化思考」。 連続起業家の思考習慣から、ビジネスのヒントを見つけましょう。 今日は「買う」けど「使わない」ビジネスについて考えてみましょう。 自分で使うために、買う商品やサービスを作る人のほとんどは、使う人に売るビジネスです。 食べ物をつくって売る 化粧品をつくって売る 服をつくって売る これをいわゆる自家需要というのですが、自分で使うために買うというものです。 自分のお金で、自分のためにお金を払う ここがポイントです。 自

白黒はっきりと、2つに分けて考えない。曖昧を許容する非二元論マインド

スッキリするのは誰?ひとは誰も、2つに分けたがります。 きっと、スッキリするからでしょうか。 あなたは女だから、男だから あなたは大人だから、子どもだから あなたは日本人だから、外国人だから でも、分けられたほうは何も変わらない。 むしろ、スッキリしない気持ちが残ります。 思考停止分けることで、考えることをやめます。 もう分けたんだから。決着がついたのです。 いろいろ考えたくないので、そういうことにしておくのです。 敵と、味方 ○か、×か 白黒つけよう そう