「アナタノセイデ」と「名脇役」を書いた人

家族がジャニオタなのもあって、ザ・少年倶楽部(通称 : 少クラ)など、ジャニーズが出ている番組は幼い頃からなんとなく見ていた。でも、正直誰がどのグループにいるだとか、誰がどんな性格だとかはあまり知らなかった。今思えば、「もうちょっとちゃんと見てよ!」って感じだが、やっとこのタイミングで好きになれたのも何かの縁だと思うので気にしないことにした。

珍しく少クラを見た話

ジャニーズに興味を持っていなかった私が、2度だけ、「少クラのこの回を見たい!」と思ったことがあった。それは、Sexy Zoneさんの「アナタノセイデ」・「名脇役」が放送された回だっだ。

「アナタノセイデ」と「名脇役」は、私の推しバンドHOWL BE QUIET のボーカル・ギター・ピアノを担当している、竹縄航太が提供した曲だ(アナタノセイデは歌詞の提供、名脇役は歌詞・曲の提供)私は天下のジャニーズ様の番組に、“竹縄航太“の文字が載っているのを一目見たかったので、珍しくまともに少クラを見ることにした。まさか、その数年後に自分がジャニーズにハマるなんて思ってもみなかったが(笑)

失礼ながら、当時の私はSexy Zoneさんの事はそこまで興味がなくて、とりあえず「竹縄さんの名前が載っているのを見たい」「竹縄さんの曲が聴きたい」という思いしかなかった。現に、少クラの内容については中島健人さんがとんでもなく色気を爆発させていたこと(!?)と、竹縄さんの名前が載っていたことと、やっぱり竹縄さんが作る歌詞と曲は良いなと思ったことしか記憶に残っていない。

「アナタノセイデ」と「名脇役」がそれぞれCDに収録された時から、Sexy Zone担をはじめ、ジャニオタの方々からの評価が高くて素直に嬉しかった。うちの竹縄航太はすごいんだぞ〜〜〜!という気持ちでいっぱいだった(断じて私のものではない)

「名脇役」のセルフカバーについて

以下は、2019年7月31日に発売されたアルバム、「Andante」でのインタビュー。音楽ナタリーより。

──今作で目を引くのは、竹縄さんがSexy Zoneに楽曲提供された「名脇役」のセルフカバー。そもそもはSexy Zoneが歌うために書いた曲ですよね? 竹縄 : そうです。「Mr. HOLIC」のリリースツアー中に、マネージャーから「Sexy Zoneさんの曲で歌詞が決まっていないのがあるから、よかったらコンペに出してみないか?」と言われて。それで「アナタノセイデ」を作詞したら採用していただけた。それがSexy Zoneさんの曲を書いた最初のきっかけなんです。で、その後にまたマネージャーから「春にアルバムを出すらしくて、今度は詞曲提供でコンペに出してみないか?」と誘われて。そのときに作ったのが「名脇役」でした。

私はこのインタビューで初めて、Sexy Zoneさんに楽曲提供した経緯を知った。こうやってコンペを勝ち抜いて、Sexy Zoneさんに歌ってもらえて、色んな方々に評価していただけることが自分の事のように嬉しかった。純粋に良い曲なので、これからも広まって欲しいと思う。

2019年4月21日渋谷CLUBQUATTROで行われた、HOWL BE QUIET 2019 ONE MAN LIVEでは、なんと「名脇役」を披露した。このライブは、2017年に「Mr.HOLIC」を発売して僕虫君男ツアー開催後、ベースの脱退だとか色々とあり、2年間ほぼ何もなくて、ドキドキしながら待っていた中、やっと開催されたライブだった。「僕らを待ってくれていたお客さんに何か返したいと思ったときに浮かんだのがこの曲だったんです」と竹縄さんは語っていた。2年越しに竹縄さんの生の歌声を聴けたことに感動したし、「名脇役」は空白の2年の間に書かれたので、歌詞も相まって心に深く入り込んだ。

「Andante」発売についてはそのライブの日に発表されて、インタビューにも書かれていたが、収録曲の中に「名脇役」のセルフカバーも含まれていた。

竹縄 : ライブでも歌わせてもらったり、セルフカバーという形で収録できたりしたのは、裏でジャニーズ事務所にお願いをしてくださったウチのスタッフのおかげなんですよ。しかも「名曲をありがとうございます。全然歌ってください」と言ってくださって。そういういろんな方の力添えによって、この曲を歌えると思ったら感謝しかないですよね。

めちゃくちゃ泣いた。元々Sexy Zoneさんに提供した曲ではあるけれど、竹縄さんにも歌ってもらえたのはほんっとうに嬉しい。HOWL BE QUIETのスタッフ様様、ジャニーズ事務所様様だ。

HOWL BE QUIET、広まれ〜!!

「歌詞のここが良くて」みたいな話をし始めるとまた長くなってしまうと思うので、これ以上はとりあえず書かないとして。とにかく、「アナタノセイデ」や「名脇役」をきっかけに、竹縄航太ってどんな人だろう?HOWL BE QUIETってどんな曲を作る人達なんだろう?と興味を持ってくれる方が増えたらいいな、と思う。名曲たちが多くの方に届きますように。

竹縄さん、めっちゃ喜んでいて心の底から嬉しい。

ちなみに毎週月曜22時〜 YouTubeライブで たけきゃす という配信を行なっている。(元々はツイキャスでの配信だった)HOWL BE QUIETの曲はもちろん、話題の曲や名曲のカバーもするし、即興ソングも作ってしまう。めちゃくちゃ楽しめるので、ぜひご覧になってほしい。

「名脇役」とKing & Princeさんの「シンデレラガール」を歌った回を貼っておきます。(43:37〜「名脇役」49:38 〜「シンデレラガール」)


【HOWL BE QUIET 公式サイト】

【HOWL BE QUIET 公式YouTube 】

出典 : https://natalie.mu/music/pp/howlbequiet04 

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