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ぼん_Atsushiのブログでは書けないホンネの話

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ドイツ生活、大学病院での働き方、子供の学校、住居選び、日常生活を生配信。気軽に留学気分? キラキラだけではない、黒も見せます。山あり谷あり谷底あり。ブログやSNSでは書けないホン…
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でこぼこな自分 若手に教わり皆に助けてもらう日々

ご存じの通り、今年6月に専門医試験を不合格になった。 先日通達が届き、12月中旬に再試験とのこと。 いわゆる試験勉強は怠けていたが(笑)、 この半年は常に専門医試験を意識してカルテを読み解き、 同僚と意図的にDiscussionし、そして教えてもらってきた。 ちなみに僕は今2023年の時点で医者16年目 聞く相手は、正直具体的な年数は知らないが多分3年目〜18年目くらい。 は、幅広い、笑 海外に来て働き生きていく中で、プライドが減った。 多くの失敗とRejectを繰り返

楽観と批判の調和がもたらす恩恵

同僚A「このテーマの研究をやってみよう!ATSUSHI、どう思う?何を具体的に見る?」 ATSUSHI「面白いね、けどどうだろう、具体的な方法は調査する必要があるし、あとはその結果に、科学的知見としてどういった意味があるかを考えないといけないよね。これまでに〇〇といった研究はあるし。」 同僚B「ATSUSHI、批判的すぎる。ちょうど明後日**のチームと話合いがあるし、新しいテーマを始める良いチャンスだと思う。」 まず前提として、僕は比較的批判的な要素が強い人間だと思う。 日

ピンチはチャンス: 秋休みと病欠とでバタバタ

ドイツ、ノルトラインウェストファレン州(NRW)は、10月第1週から2週間の休みがあった。そこでボスのいわゆる「右腕」でありかつ現場の指揮系統役である2人のOberarztが同時に休みを申請した1週間があった。 しかもそこに数名のOberarztやFacharztが病欠となり、まさに現場はてんやわんや、になるかと思われた。   しかしそういった状況でこそ、ドイツのシステムが機能する。 具体的な形で言うと、

海外で日本人コミュニティはなぜ重要なのか

日本国外で住んでいる日本人は約100万人だ。 大きな都市、例えばロサンゼルス、ボストン、トロント、シドニー、バンコク、シンガポール、フランクフルト、デュッセルドルフ、パリ、ロンドン・・・ これらの都市には大きな日本人コミュニティがある。   海外に出る人は野心家や自由奔放な人が多いと思う。   その中で、日本人同士で連むことを嫌がる人も多い。自分もそうだった。   そして実際日本人同士のコミュニティは、少し疎遠がちなことも多いように思う。この点に関して中国人やトルコ人などアラ

交渉のその後

6月末、給料交渉をして翌日から夏季休暇に入った。 翌週、上司から連絡が入った。 「***という雇用条件が、現時点で規則に乗っ取った最大限のオファー。これを受けるか受けないかはAtsushi次第。」