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熱は伝わる

「自分は変わることができない」
「新しいことに挑戦するなんてすごい人がすることだ」
「自分はただの平凡な人間だ」

自分で自分に呪いをかけている人は多い。

特別でスゴイ人なんてほとんどいないと思う。
いや、逆でみんな特別でスゴイ人なんだと思う。
変わりたい、進みたいという思いがあれば、
みんな変わり続けることができると思う。

ポジティブな熱は伝わり続ける。
誰かの頑張りや想いは、いい意味で伝染する。
自分自身も、誰かの熱に背中を押されながら、進んでいる。

2年前、私は会社を辞めようとしていた。

「こんな環境にいても成長できない」
「自分のキャリアプランを会社に決められてしまった」
「逃げたい」

社会人5年目になったタイミングの強制的にローテーションさせられた異動先で、どうしても仕事に対してモチベーションを持てず、また何のために仕事をするのかも全くわからず、毎日が苦しかった。

そして、自分は、しんどい想いを全てを自分以外のせいにして、毎日イライラしながら、そして逃げ出せない現実に実際にしんどくなってしまった。


2020年5月、異動してすぐ。
休職してしまった。
本当に情けないな、自分。と思ったけど
当時の自分にはそれしか選択肢がなかった。

休職中、本当に自分のやりたいことは何か?
向き合い続けた。
転職活動もして、内定ももらった。 

でも、本当の自分の気持ちは。


なんでこの会社に入ったんだっけ?


自分の中でずっと心に残り続けていた思いがあった。

私、まだこの会社で
やりたいこと、やれてない。
やりたいこと、やりたい。

2020年7月、内定を断って会社の中で異動した。

そこでは自分に与えられた職務・ミッションに加え、社内外で勝手にやりたいことをやりまくった。その中でたくさんの仲間に出会った。

・やりたいことをなんでもやっていい、そんなお互いの挑戦を応援しつづけるコミュニティ「なんでもラボ」の立ち上げ。
・日本の未来について議論し、未来に対する行動の総量を増やす「シンニホン読書会」実施。
・与えられた職務に限らない、自分たちがつくりたい未来を一から社内外いろんな人と対話し、そのための小さなアクションから重要視する「未来を考えるプロジェクト」立ち上げ。
・組織にとらわれない、門馬汐里としてどんな場所でも「個」として活動できるために始めた、自分の人生を自分で生きるための挑戦「パラレルプレナージャパンアクセラレーションプログラム」参加。
・持続可能な発展を考える、ていねいな発展、武蔵野大学公開授業参加。
・全国の学生とジブンゴトで未来について語り合う「未来の語り場」立ち上げ、実施。
・自分の思うまま好きなまま興味赴くままに発信したいことを発信する、そして私自身が楽しくその場で踊ってしまう、踊りたい人はいっしょに踊ろうコンセプトの「もんま放送局DISCO」(社内yammer)

などなど、
勝手にやりたいことをやりまくって、1年半。

結果どうなったか。

私は毎日生きることが楽しい。
そして、本当にやりたいことが明確になった。

私は、これからの未来を共鳴を生み出しながら、ポジティブに明るく変えていきたいんだ、と。

少しずつ見えてきた自分の未来。
そして、次の挑戦。

一つの挑戦が、今会社の中で進んでいる組織、企業文化・風土を変革する全社DXプロジェクトフジトラへのJOINだ。(Jobチャレ!という制度で半年間期間限定で異動できるのだ!)

実は、あのとき会社を辞めずに、会社に残ろうと思った理由の一つに、「会社が変わろうとしているかもしれない」と直感で感じていたという理由もあった。

2020年4月、会社の社長が変わって、何か今回は本気で変わろうとしているぞ?

私はそのあと休職してしまったのだが、やっぱり、何か会社が変わろうとしているところで、やりたいことやってみたいな、と思っていたところもあった。

2020年7月フジトラが立ち上がっている。

たぶん、私が、会社にいるのが本当に息苦しくて、逃げ出したくてどうしようもなかったときに、会社を本気で変革しようと、熱を持って、社内でそのプログラムを真剣に考え、進めようとしていた人たちがいたということだ。

もちろん当時はその人たちの顔も名前も知らないし、交わることもなかったけど、今思うと、その時フジトラを立ち上げようとしていた人たちの「熱」や「想い」が間接的に私に伝わっていたのではないか?と思う。

ポジティブな熱は伝わり続ける。
誰かの頑張りや想いは、いい意味で伝染する。
自分自身も、誰かの熱に背中を押されながら、進んでいる。

2年前絶望して会社を本気で辞めようと思っていた人間が、当時から組織を本気で変革しようとし、そして今もなお変革をすすめているメンバーとこれからいっしょに働くことになる。

とても不思議だな、と思っている。








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