下書きたち

'190428

〈まだスーツ着慣れてなくて、あと靴擦れしてた気がする〉
 ガチガチに武装した。スーツという鎧は内側に棘があるみたいだ。なんか着てるだけで「痛い」。同じ服装の人を見つけると、あの人も同じ会社かもしれない、と。逆に励まされることもある。あるけども。もし私服面接だったら否が応でも「ライバル」は分からないのになあ。私はそんな上手くできてないのだ。周りを意識してしまう。

〈嫌なら見るなって話だよね〉
 この時期よく見るのは、「〜〜したら内定もらいまくったのでおススメです」とか、励ましてくれてるのであろうツイートたち。え、で？え、で？で？で？

〈私は毎日夢を見るよ〉
 そんな社会が甘いわけないんだよね、そうですよね、車掌さんに『あなたのアイデンティティは遥か昔に失われておりますのでご乗車できません』って言われた。電車に乗る夢って何かに追い込まれてたりするらしいよ。
でももっと甘い夢もある。

〈胃腸弱いです〉
 やっぱ、1人じゃないんだな。今日行きの電車でめっちゃお腹痛くなって、吐きそうになって、冷や汗止まらなくなって、眩暈して。とにかく電車降りなきゃと思って降りて、やっとトイレに行って、死ぬかと思った。あんまり記憶ない。早めに家出たから、ギリギリセミナー間に合ったぜ、よかった。そしたらセミナーで同じグループの人がお腹痛くなってて。あ、同じだ。って思った。こんだけなんですけどね。世界のどっかでお腹痛くなってる人いるんだなって思った。普通のことなんですけど。そんでグループの人を過剰に心配して、若干訝しい目された気がする。ウケる。おせっかい。