限りなく眩しい今になるように カタールワールドカップ観戦記①
プロローグ今年の2月、世界的にもうそろそろコロナウイルスの収束をみてもいいという風潮が起こり始めていた頃、僕は友達との旅行で北海道に来ていた。北海道大学に進学した友人に会いに行くのが目的で、小樽、釧路、阿寒湖をそれぞれ順番に満喫した後、さあ帰ろうと空港に到着したその日は、不運にも新千歳の観測史上最大の大雪があった日だった。報道局のリポーターたちも急いで空港に集まるほどの事態で、人生で初めて空港で足止めを食らった僕たちは、こんなこともあるかとインタビューを受けたり大富豪をしたり