初めての妊活検査②

肝心の昨日の検査の内容だが
超音波検査と血液検査だった。

以前から通っている婦人科だからなのか、
最初の診察では大したことも聞かれずあれよあれよと診察台というか、
あの椅子へ。
何度乗っても恥ずかしいあの椅子。
心を無にして乗ると、すぐ「機械はいりますねー」と挿入。
椅子横のモニターに何が何だかわからないエコーが映し出されて
「あ、右側育ってますね」と黒い影に印をつけられる。
育ってるって何?!生理直後なんだから子ではないだろう?!
なに?!腫瘍?!
動揺しつつも聞けず、とりあえず超音波検査は終了。
また待合室で待つように言われる。
何が育ってるんだ、、、、と一抹の不安。
嚢胞だか腫瘍だかネットをぐりぐり検索。
また15分ほど待たされて、再び診察室へ。
先ほどの超音波検査の結果を教えてもらった。
「異常なし、右側の卵巣が膨らんでいるのであと数日で排卵されるでしょう。いついつタイミングとってみてください」
とカレンダーの書かれた紙に「タイミング」というスタンプをポチポチ押されて渡される。なるほど、卵子がそろそろ出てくるから膨らんでたのか。焦った。教えてくれよそれを。
「この後血液検査をしてみましょう、卵巣年齢などもわかるので」
とさっくり告げられ再び待合室で待つ。

マジで何が何やらわからない。
一応基礎体温表とか印刷してもって来たんだけどな。
まあ次回でいいか、、と思いつつ再び待ち。
すでに21時を回っている。
さすがに待合室の人数はだいぶ少なくなっていた。

診察室2,という部屋に呼ばれて、夫の精液検査について説明される。
禁欲期間は2~7日で、予約を取ったらその日時めがけて採取してくること。
3時間以内の精子であること。などなど。

不妊治療の第一歩へは夫婦で来院するのがいい、とネットなどで見ていたが、
今回、とても来れるような雰囲気じゃないな、
旦那の検査はどうしたらいいんだろう、
などぐるぐる考えていたが、結構さっくり検査できそう、よかった。
急がなくていい、と言われたが、さっさと知りたいので帰ったら早めにお願いしてみよう。

ぶっちゃけ今日だって迎えに来てほしいくらいだった。
ひとりで猛烈に緊張しながら来院したけど、
夫はいつもと変わらず仕事している。
そりゃね、待ってて何になるって話なんだけど。
「なんで私ばっかり」というのが本音。
私の心が狭いのだろうか。
まあいいや、夫への文句はまた別の記事で書こう。

ともかく、精液検査について説明を受けたら、
そのあとは自分の血液採取。
採血は全然平気な質なので、1本しかとらないのか、と拍子抜け。
健康診断で3つとるのはなんなんだろう、とか考えてみる。

んでこの説明やら採血やらをしてくれた診察室2の看護師さん?がとても話しやすかったので、今日の検査や今後の流れなどを聞いてみる。
しっかり答えてくれた。
院長さんはやっぱり忙しいからな、しょうがない、聞ける人に聞こう!とわりきれた。

お会計は妊活チェックプラン、みたいなパックでだいたい15,000円。
自費診療なのでクレカが使えた。
ポイント貯めよう。

ちなみに、うっかり見えてしまったのだが、
前の会計の人は38万円のお会計だった。
38万?!?!?!と内心驚いてしまったが、今後自分もそれくらいかけることがあるのかもしれない。
すごい世界だよね、妊活って。

帰りの電車は世界がいつもと違く見えた。
「私今不妊治療の(ただの検査だけど)帰りなんです。頑張るんですこれから」
みたいな、人に言いたいような、絶対秘密にしたいような。
夫に「終わったよー帰るよー」の報告ラインをして、ひとしきり盛り上がった後、
話題が全く関係ないことに移ってしまい、イラついた。

子供が欲しい、ということに関して思うことが私はたくさんあって、
誰かと語り合いたいような、でも分かり合える気もしなくて黙っていたいような。
夫でも考えていることや、その考えるウエイトは違くて、いちいち傷ついてしまう。
やだねぇ、と自己嫌悪しつつ、持ち前の適当さでとりあえず夫からのラインを無視して、違うことを考える。

家について夕飯を食べた後、今日の検査はこういう検査で、
次はいつ診察で、あなたの検査はこういうものらしい、いつする?
幸い夫も乗り気なのですぐ日を決めて、ネット予約をした。
私自身の今回の血液検査の結果を聞くための予約もとった。
よしよし。進んでいる。
がんばれわたしたち!


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