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夏休みが終わる

娘が小学校に入ってから、非常勤の職員として北海道の児童福祉施設で働いていました。普段は午前中に2歳くらいまでの小さい人たちを連れた親子向けに講座をしたり、歌や読み聞かせなどをしていたのですが、夏休みになると小中学生の子どもたちでにぎわうため、私も含めて職員は総出で対応していました。そうなると娘は学校の学童へ、幼稚園の息子は書き預かり保育へ。
夏休みなのに、自分の子どもは学童に預けて他人の子ども(言い方ひどいですが)と遊んでいるなんて微妙だなと考えたりしていました。普段は学校が返ってくる頃には自宅にいるように仕事をしていたので、寂しい思いをさせているのではないかと考えていたんですよね。

都内への転勤が決まって、初めての今年の夏。
転校生として慣れない土地で頑張る子どもたちに少しでも安心してもらいたいということで、在宅で仕事をしている現在、小学生の子どもたちと毎日毎日一緒にいる初めての夏休みでした。
希望者が学校でプールの講習を受けられるということでしたが、気乗りがしないようで、2人とも「行かな~い」。娘がたまにお友達と公園で遊ぶ約束をして出かけてもすぐに帰ってきて「誰も来なかった~」と(みんなしっかりしろ!)。結局、午前中はそれぞれ宿題をして、終わったら姉弟で遊ぶという毎日。
ひとりっこでは厳しいのですが、一緒に過ごすきょうだいがいるって素敵なことです。「意外と私の出番はないかも?」と仕事部屋にこもり、いつも通り執筆作業をする日々でしたが、宿題が分からなければコンコン、喧嘩をしたらコンコン、おやつの時間が近付いたらコンコン、コンコンコンコン……。集中力が自慢の私ですが、これはキツイ。もう仕事の量を減らしてもらってとことん付き合うことにしました。

たまに記事を書いている「ぐるっとパス」にも力になってもらいました。うちの子は2人とも科学館や博物館、美術館も好きなので、そういう点においては東京転勤はとてもよかったのだと思っています。
通院や所用で外出するときなどは、「ぐるっとパス」の中から近くで立ち寄れるところを調べて訪ねていきました。子どもは入場料が無料だったり数百円だったり非常に安価ですが、大人はそうはいきません。遊ぶネタに尽きたら「ぐるっとパスに載っているところから行きたいところを選んでくれー」と行き先を決めたりしていました。
また、警察博物館や消防博物館などは入場無料で内容も充実していて楽しむことができました。「また来たい!」というほどだったので、これからもお世話になります。

夏休みの負担と言えば昼食。
今までは仕事がある日(週3~4回くらい)はお弁当を持たせていたので、平日に昼食を作るということがほとんどありませんでした。それが、毎日お昼の時間になにかしら用意しないといけません。噂通り、なかなかの修行でした。結局、疲れ果てて子どもたちだけでホットケーキを作ってもらうこともありましたが、なんだかんだでそれが一番楽しそうで、拍子抜け。
外出先では外食することも多く、経済的にも厳しい局面がありましたね(もうお子さまランチとか食べないので)。マックは子どもが喜ぶけど私が喜ばないし。給食のありがたみを実感する日々でした。

それに加えて、今年は娘の自由研究が鬼門でした。
張り切って電子工作的なものを計画していたようですが、8月20日の時点での私の見立てでは、うまく動作しそうにありません。「それ、動かないと思うよ」とはなかなか言えず、どうしようかと考えました。結果、「それ、まだ一度も動かせてないよね。もう少しで完成するけど、たぶん直前の土日になりそうじゃない?その時に動かないことが分かっても助けてあげられないかもしれないから、今のうちにテレビ見ながらコレも作ってみない?」と、やんわりとプランBを提案することで乗り切りました。
結局プランBを提出することにしたようです。今までの小学校人生(4年間)の中で、一番手伝ってあげました。もうやんないからね!

さて、週明けから2学期が始まります。
子どもたちには良い夏休みだったのでしょうか。ちょっと怖くて聞けないでいます。日々の一緒の時間に加えて、キャンプにも連れて行ったし、自転車も新車をそれぞれ買ってあげたし。これで「まぁまぁかな」と言われるとツラい。私は満身創痍。数日寝込みたいくらいの疲れです。でも週明けからは自分のペースでお昼ご飯が食べられると思うと待ち遠しいような気もしています。

世のお母さん、今年の夏も頑張りましたよね。
今年は9月1日が日曜日。明日は夏休みの最後ですね。何をして過ごそうかな。

記事を読んでいただき、ありがとうございます。