娘の本棚から「シャーロットのおくりもの」
クレヨンハウスのブッククラブで小5向けに届いた「シャーロットのおくりもの」
私も読んだことがなかったので、ちらっと覗いたときは、「豚のPちゃんと32人の小学生―命の授業900日」のような内容なのかと思いましたが、違いました。
そして、表紙に載っている女の子がシャーロットなのかと思いましたが、違いました。(ちゃんと読め)
事の始まりは、農場で生まれた子ブタのうち、一匹が小さく、今後も育たないだろう、ということで、殺されそうになるところから始まります。
その農場の娘ファーンが可愛そうだと言い、ウィルバーと名前を付けて育て始めるのです。
ファーンのお世話もあって大きくなった豚のウィルバーは近所の農場へ売られていきます。そこで頃合いを見てハムにされる……はずなのですが、そこに蜘蛛のシャーロットがやってきて風向きが変わる、というお話。
ハードカバーで挿絵は白黒のペン画。出てくる文章は易しいのですが、字が多い印象を受けるので、読み慣れない子は選ばないかも
はじめのうちは農場の娘ファーンの視点で書かれていますが、そのうちに豚のウィルバーの視点でその農場の動物たちとのやり取りが面白く書かれています。
悲しい別れの後も、みんなの心に生き続ける大切な存在を感じ取ることができる本です。
絵本「わすれられないおくりもの」が好きな子が、大きくなったときに読むとじんと来るのではないでしょうか。
「シャーロットのおくりもの」は映画にもなっているそうですね。
見てみようかな。
記事を読んでいただき、ありがとうございます。