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新潟戦の失点を考える

嬉しい連勝

久しぶりにつぶやき以外で書いてみようかな。
土曜日に行われたアルビレックス新潟戦。
結果は4-2と、今季初の連勝を苦手なアウェーで達成することができました。
もちろん2失点はいただけないけど、とにかく攻撃の形ができてきたことと、ちゃんと得点が取れてきているのがいい傾向だと思います。
もともと、ヘグモさんのサッカーは「取られた以上に取る」というサッカーだと思うので、こういう展開はある程度覚悟しておく必要があると思います。
とはいえ、見てる方はハラハラしますね。
ただ、今節の試合を振り返ってみると、FC東京は3-1から柏に追いつかれ、鹿島は3-0と圧倒していたにもかかわらず、残り20分から東京Vに追いつかれてしまいました。
鹿島-東京V戦と同じような展開だったのですが、浦和は佐藤選手を投入して5バック気味にして逃げ切れたのは救いでした。

得点シーンはいずれも見事

浦和の3点目までは、いずれも今期目指している形で点が取れたもの。
渡邊選手のスルーパスとサンタナ選手の飛び出しのタイミングがまさにドンピシャで、新潟はほぼノーチャンスだったと思います。
2点目は渡邊選手のインナーラップから、サンタナ選手と前田選手が同サイドに引っ張ってできたスペースに、斜めに走り込んだグスタフソン選手がきれいに決めました。
3列目の飛び出しがいかに効果的かを示す得点でしたね。
3点目は小泉選手が粘ってこぼれた球をサンタナ選手が拾ってカウンター。
今度は右サイドを走り込んできた前田選手に丁寧に合わせてイージーゴール。
このゴールに関しては、前田選手の前にいた新潟の選手(秋山選手だっただろうか)が前田選手に気づいてしっかりスプリントしてれば、簡単には決められなかったかもしれません。
2点返された後、11分という長いアディショナルタイムも終わりに近づいたころのPKは、石原選手とパンヤ選手の前に向かう気持ちがあったからといえるでしょう。
これも、最後まで点を取りに行くヘグモさんのサッカーの一つだと言えるのではないでしょうか。


一方、失点は・・・

3失点目を喫した新潟は、選手交代などで攻撃が活性化。
浦和の右サイドから2点を返されたときは、さすがにやばいと思いました。
ヘグモさんは「1失点目はいただけない」とおっしゃっていました。
確かに、新潟を勢いづかせてしまった失点ではありますが、私は2失点目のほうが問題だと思っています。
1失点目は、グスタフソン選手のところでボールを奪われ、石原選手がカバーに入ったことで右サイドががら空きに。
そこに飛び出した早川選手にパスを出され、さらにDFの間を上がっていった長倉選手にスルーパス。ホイブラーテン選手が気づいて反対サイドから猛然と向かっていったのですが、間一髪間に合わず。
クロスが渡邊選手に当たってボールが転がった先に太田選手がいて、流し込まれてしまいました。
グスタフソン選手のミスから生じた失点で、あえて言うなら長倉選手に人がつけなかったことが反省点ですね。
渡邊選手が触らなければ後ろに大畑選手がいたので、もしかしたら失点はなかったのかもしれませんが、渡邊選手も精いっぱいのプレーでしたし、責められないでしょう。

問題は2失点目。
同じく浦和の右サイドからのスローインだったのですが、まず新潟の舞行龍選手をドフリーにして、全くチェックに行かなかったことが大問題。
あれだけフリーしてしまえば、素晴らしいクロスを上げられますよ。
じゃあ誰が行くのかと言われると難しいですが、スローインを入れられた時点で誰か行かなくちゃいけないですよね。
その辺の整理ができてないように感じました。
さらに、クロスを上げられた後、走り込んだ長倉選手に簡単に振り切られた小泉選手もミスだったと思います。
恐らく、背丈が違うので長倉選手のランニングを止める狙いだったと思うのですが、簡単に振り切られるようではいけません。
それなら、全力で競り合いに行って(結果ヘディングされたとしても)容易にシュートさせないほうがよかったように思います。
得点を決められた後に頭を抱えていましたが、しっかり反省して次に生かしてほしいと思います。


でも、勝つことが大事

今節も巷で言われるところの「安すぎる失点」があったわけですが、私は割とポジティブにとらえています。
思い返してみても、昨年までの浦和は失点しないが得点もできないという状況だったわけで、得点力不足を解消するためのヘグモさん招聘だったわけです。
守備的な戦術から攻撃的な戦術へとスタイルを大変換している最中で、やはり生みの苦しみというのは存在します。
横浜F・マリノスもポステコグルー監督1年目は残留争いをするほど苦戦しましたが、2年目以降は圧倒的な攻撃サッカーでJリーグを席巻し続けています。
まずは、攻撃の形をしっかり植え付けること。
それができたら、今度はそれをベースにした守備の構築というのが正しい手順だと思います。
安い失点は続いたとしても、それを上回る得点力があれば、とりあえずチームは前に進んでいきます。
守備を構築するのなら、簡単にできると思うんですよ。
ダブルボランチにすればいいだけの話。
でも、それはヘグモさんのサッカーじゃないと思います。
攻撃の形にめどがついたら、守備にしっかり手を付けると思います。

次戦はホームで京都戦ですね。
相手は前節負けましたが、失点直後にすぐ得点している通り、跳ね返す力はしっかり持っている油断ならないチームです。
ですが、我らもホームということで、絶対に負けられないですね。
しっかり得点を重ねての3連勝を期待したいと思います。

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