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格別の勝利

いいことは重なる

昨夜行われたガンバ大阪戦。
マチェイさんと原口選手の復帰後大事な初戦ということもあり、とにかく注目された一戦だったのではないでしょうか。
前半はお互いチャンスらしいチャンスはほぼなく、浦和に至ってはシュート1本で、ゴール期待値は驚異の0.04。
その分、昨年の堅守が見事に復活し、点を取られる感じもほぼありませんでした。
後半になると少しやり方を変え、すぐにきれいな崩しから関根選手が先制点をゲット。
大久保選手のドリブルが素晴らしかったですね。
その後はガンバもかなり攻勢に出てきて、押し込まれる時間帯が多くなりましたが、不思議と失点する印象はありませんでした。
ヘグモさんの時は、かなりひやひやしてましたけどね・・・。
そして、76分には原口選手が10年ぶりにJのピッチへ。
ボランチでのプレーでしたが、コンディションはまだまだという感じ。
でも、随所にうまいプレーを見せ、チャンスも作っていました。
何より、原口選手の投入で、さらにフィールドプレイヤーが引き締まった感がありました。
マチェイさんが原口選手に期待している部分がまさにそこかなという感じがしました。
試合はこのまま0-1で終了。
なんと6月30日磐田戦以来、2か月半ぶりの勝利をクリーンシートで飾ることができました。
マチェイさんと原口選手の復帰を、最高の形で終えることができました。


見方が分かれる面白い内容

昨日から今朝にかけて、主にネットの反応を見てきましたが、様々な反応があって面白いなと思いました。
勝てたということもあって、ポジティブな内容がほとんどでしたが、試合内容や選手個人の評価は様々でした。
例えば、「前半ゴール期待値0.04」が示す通り、後ろに重い展開を気にする内容が多かったです。
ある意味昨年のサッカーに戻った感じではありますが、これはマチェイさんの狙い通りだったように思います。
どの試合でもそうですが、特にこの試合は先制点を取られないことが最重要ミッションだったように思います。
マチェイさんは就任当初から攻守のバランスを整えることを口にしており、昨年同様まずは守備をきっちり構築しなおすことを重視したのだと思います。
西川選手をはじめ、昨年のサッカーを知るホイブラーテン選手や安居選手、関根選手、大久保選手あたりがいることは大きな助けとなったでしょう。
特にホイブラーテン選手は一気に昨年の安定感が戻ってきて、抜群だったと思います。
勝点を取るために、約2週間の準備期間でやるべきことを整理して、それを試合でやり切ったチームは素晴らしかったと思います。

選手に関しては、グスタフソン選手の評価が様々でした。
もちろんポジティブな内容が多いのですが、ヘグモさんの時よりボールタッチの回数が減った(ぶっちゃけ言えば目立たなかった)という意見も散見されました。
私はヘグモさんの時にちょっと書いていたと思うのですが、グスタフソン選手は目立ちすぎないほうが断然活きると思います。
シーズン当初はアンカーだったグスタフソン選手や、その周囲を執拗に狙われ、そこにボールを集める戦術だっただけに、不安定な試合が続いていたように思います。
それでも、高いスキルで何とか引きはがしながらボールをさばいていたのですが、やはり研究されてくるとうまくいかなくなることも増えてきました。
元々守備が弱い選手だとは思いませんが(でなきゃアンカーなんて務まらない)、グスタフソン選手を活かすのであれば、ここぞという場面でボールを渡すようにして、過度に集めすぎないようにしたほうがいいと思います。
昨夜の試合も、ボールを持った時の展開力はずば抜けていました。
今は、渡邊選手と安居選手がそれぞれ違う強みで展開することができるので、ターゲットを分散させることで、守備の負担が減り、攻撃の厚みも増えるはず。
むしろ、縦に差し込める選手がグスタフソン選手以外にあまりいないので、マチェイさんのやりたいサッカーに欠かせない選手になるのではないでしょうか。


ホームでは戦い方が変わる

次は来週で、FC東京戦。
昨夜はマチェイさん初戦で、しかもアウェーのガンバ戦ということもあり、守備の構築を最優先に進めてその結果の試合内容だったと思いますが、次はホームなので、もう少し攻撃的に出てくるはず。
昨年の主力が多く抜けましたが、そのほとんどはディフェンスの選手であり、アタッカーはむしろ昨年より層が分厚くなっています。
昨夜の試合で、ディフェンスはメンバーが変わってもある程度やれるという手ごたえを感じたと思うので、今度は豊富なアタッカー陣をどう活かすのか。
マチェイさんも元々攻撃的なサッカーを好む監督だと思うので、カンテ頼りだった昨年よりは選択肢が増えて楽しみはあるのかなと。

次の試合までにラファさんとマコさんの登録が間に合うかどうかは微妙ですが、チームには合流できる可能性はあります。
全てのメンバーが揃って、改めてスコルジャレッズ第2章が開幕します。
今からわくわくが止まらないですね。

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