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Jfiveを知ってる人を知りたい

Jfiveをご存じでしょうか。Jfiveとはフランス出身のラップミュージシャン。
同名のラップミュージシャンがいるっぽいのですが「Jonathan Kovacs」さんの方です。
ヒット曲はトヨタのイストのCMに使われた「Modern Times」

チャップリンの「モダン・タイムス」のワンシーン「ティティナ」をサンプリングしたこの曲、1回聞いたら忘れられない中毒性があった。2023年現在いまだにお気に入りで聞いている。

2004年、しかもCM曲に1曲使われたのみで、一大ブームを起こしたわけでもないので、ネットでJFiveのことについて書かれた記事がかなり少ない。(か、残っていない)
アルバムのSweet  Little Nothingも結構いい曲が多いし、個人的に青春時代の思い出のアルバムの一枚であり、このままネットの中で風化していくのももったいない。あまりにリアル生活で知ってる人を見かけないのが悲しいので、この記事が検索にひっかかって「あー私も好きでした!」という人を探したい。



ディスコグラフィーと現在

当時ポニーキャニオンから日本語翻訳と音楽評論家のレビュー冊子付きで唯一リリースされたアルバム「Sweet little Nothing」。
冊子内でJ/fiveだの、J-Fiveだの、JFiveだの表記ゆれ(もしくは誤植?)が多く、アルバム名は「Sweet little Nothing」と書いてあるものの、日本語訳の冊子は「JFive モダン・タイムス」とあたかもモダン・タイムスがアルバム名かのように書かれている。一番知られている曲だからアルバム名にしちゃえ的なことなのか、なんだかブレブレである。

Modern TimesだけであればSpotifyで配信されている。オムニバスアルバム?の枠での配信らしく、なぜかジャケットが鬼ほどダサい。

今現在Jfiveのアーティスト活動はどうも終わってしまったらしく、今やWikiもリンク切ればっかりで最近の様子はまったくわからない。もしかしたら本国で活動してるかもしれないけど、日本から拾えそうな情報はなかった。

DiscogsのJfiveのページ
https://www.discogs.com/ja/artist/243898-J-Five


やっぱModern Timesいいよね

レトロな音質のティティナから始まり、けだるけ~な声で歌うラップと乗りやすいBPM、うおおおテンション上がるー!という感じではなく、再生が始まった瞬間、あ~良いよね~好きだな~というリラックスしながらのれる感じ、とても良いです。アルバム全体がこういった雰囲気なので、寝るまでは行かないけどリラックスしたい時によく聞いているかもしれない。

また数少ないPVが撮られている作品。最初の手を上下に振るノリ、ライブでやったらめちゃくちゃ楽しそう。
レトロなマイクで歌ってるのもまたいいよねぇ。

日本版のCDについている翻訳の歌詞がのった冊子によると、「Modern Times」でのサンプリングについて、チャップリンの権利元はこういった許可を得るのが難しいことで有名らしい。アングラにミキシングされることが多い中、ちゃんと公式に許可を得ているのがすごいとのこと。
またPVにはチャップリンの孫ドロレス・チャップリンが登場している。

花飾りをつけた女性がドロレス・チャップリン

ふと思い出しては聞き返すのはやっぱりModern Timesがダントツに多い。トヨタのCMに起用されるあたり、商業的に完成度が高く耳に残りやすい曲なんだろうなぁと思う。知らんけど。

シティポップとか流行ってるし、ちょっとレトロな曲がミックスされたラップとか、今でも全然通用すると思うので、TikTokとかで急にModern Timesがバズって本人とか登場してくれないかなーと密に思っている。


Find A Wayもいいよね

Modern Timesよりはもうちょっとダウナーで歌詞も暗めなんだけど、ラップとピアノの組み合わせがツボでこれもよく聞く。
Youtubeに非公式であがっているPVらしきものがあるのだけど、途中から映像が雑なスライドショーに変わる。(なぜ)

エミネムの「Like Toy Soldiers」も好きなのだけど、ラップと子供のコーラスが入る感じとか曲のテイストが似ていると思っている。

ブンブンゴリゴリに低音でノリのいいラップより、ちょっと暗めなラップの方が好み。


Sweet little Nothingもいいよね

アルバムの本来タイトル曲。一番最後のトラックに収録されているのが、こう明るいカーテンコール的な曲でこれも良い。
タイトルの「優しくて 可愛くて 愛しい 何でもないもの」を繰り返しフェードアウトしていくのもなんだかいい。
これが奇しくも日本で手に入れられるアルバムの最後の曲だと思うと、その思い入れもひとしお。

まあまずライブが開催することはないだろうけど、これがラストの曲だったら、あー楽しかった!と爽やかに帰れそう。そんな曲。


サブスクが当たり前になった昨今、こういった今は活動していないアーティストで、人気度もいまいちだと配信解禁云々の話もない。
サブスク便利だけど、こういった良アルバムが埋もれちゃうのはもったいないよなぁと思う。
サブスクサービスが音楽のアーカイブ保管庫みたいになって、引退していようが本人のもとに再生の印税がスマートに入る時代に、いつかなってほしいな~。

タイトルに釣られて読んでくださったJfive好きの方はどの曲が好きでしたか?

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