y's 映画のすすめ 002

「そもそもひとは予定調和を求めて映画を見ていたのではない。」

雑誌名:STUDIO VOICE VOL.338
出版年月:2004年2月
出版国:日本
特集名:今最も正しい映画コラム110本!

万田 邦敏氏のコラムタイトルである。
高校生の時、このタイトルに価値観をすごく揺さぶられた。
第2弾は、映画作品の紹介というよりは、
映画に対する向き合い方について、書いてみたいと思った。

この雑誌に出会ってから、
「TUTAYA」や「ゲオ」、「ビデオ1」などで、
前評判一切なし。予備知識一切なし。ジャケ借り、数パーセントあり。
状態で、何度か映画を見たことがある。

ある意味、諸刃の剣のなのだが、
いずれかは、かけがえのない出会いをした。

特に、そういったものは、
深夜よりも真昼間に観るのが、個人的におススメである。
何とも言えない異様感が、日中の方が、より生々しい。
自分の現在地が分からない感覚になり、ぼーっとする。

その時の感情は、
人生の中でも、とても大切な宝石のようなものだったと思う。
今では、その感情が薄れてはいるものの、
残り香はしっかりとある。

最も、正面衝突感が味わえたのは、
深夜テレビでやってた映画や、飛行機の中、大衆銭湯のリラックスルームで流れてたスターチャンネルだったかな。
なんせ、映画のタイトルすら今もわからないものがある(笑)。



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