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アルコール

酒、強いですか。弱いですか。

僕は弱いです。

特に空腹時の飲酒は最悪で、ものすごいスピードでアルコールが回るのを感じる。

大学の頃、落研に所属していた。

2ヶ月に1度くらいのペースで大学のホールを借りて公演を開催し、主に学内から集まったお客さんの前でネタやコーナーをやっていた。

その打ち上げで酒を飲むのだが、開始時点では相当腹が減っている。

大学生ということもあって、料金の決まっている時間制の食べ飲み放題で予約を入れることがほとんどで、少しでも沢山食べる為に空腹にしていたのもある。

で、最初の一杯といえばビール。

別にサワーでもカクテルでもソフトドリンクでも好きなものを注文すればいいのだが、ビールを頼む人数が多かった事とビールが美味いと思えるようになりたいという背伸びから、右に倣えで毎回ビールを最初に注文していた。

最初に記したように、僕は下戸だし空腹時なら尚更弱い。

一杯目のビールのジョッキが半分になる頃には顔が真っ赤になっている。

勘違いされ易いのだが、この時点ではまだ酔っている訳ではない。

すぐに顔に出るタイプではあるが、飲み進めるうちに顔色は戻っていく。

ただ、やたらとアルコールが回るイメージを持ちすぎてしまったせいか、ビールにはすごく酔いやすい暗示にかかってしまっている。

顔色が通常に戻った後は徐々に酔ってきて楽しくなってくる。

話も盛り上がり、時には自分のペースより早くグラスが空く事もある。

そうなってくると今度は顔色の次段階、「青白い」がやってくる。

気分が悪くなる。僕の場合は頭痛が真っ先にくるパターンがほとんどである。

この辺から今日の自分の飲み方を省みだす。もう遅いのだが。

唯一の救いは打ち上げの店が大学から近いことが多く、大学近くで一人暮らしをしていたので解散後すぐ家に帰れた事だ。

そんな経験もしながら酒と自分なりの付き合いをしてきたわけだが、辛うじて酒の席での大きな失敗は今のところない。はず。

結局のところ酒は弱いが飲み会の空間は好きなので、呼ばれれば行ってしまうのだが。

あと思いついしまったので書いておくが、顔色の変化が赤とか青とか白とか言ってたの

フランスみたいだよね。

もしくはオランダ。

素面です。


佐々木スクイズ

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