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各停グリーン車仕事ハック術

◆移動しながら仕事する

私にとっての理想の仕事スタイルは、電車や飛行機などで移動しながらすることです。まあ、車内ですからね、机に書類を広げて作業をすることは無理です。文章を書いたり、セミナー音声を聴いたり、アイデアを付箋で貼り出してみたりとか、そういうことです。実際、一人で考えに浸ることの方が向いている気がします。下を向いているのですから、なにも動いていなくても良さそうなんですが、景色が視線の隅を流れてゆくのが、なんだか気持ちいいのです。

◆電車での移動

電車での移動移動手段の中でも、手軽で気に入っているのが、普通や快速のグリーン車です。首都圏や大阪発着の列車にしかないので、馴染みがないかもしれませんが、長距離の通勤列車に2階建ての車両が連結されたものです。この各停グリーン車利用のコツといった内容で書いていきます。

三島に行く用がありましたので、今回は東海道線の各停の利用です。川崎駅のホームで電車を待っっていましたら、一つ前に、下田行きの新車の特急がやってきました。中は、どんな具合かと覗いてみると、この電車も、普通車・グリーン車とも飛行機型のテーブルが付いていて、仕事し易そうです。ただ、外から見る限りですが、特急なら普通車で充分そうです。
 実は、後日実家の母の様子を見に行った時に、地元へ向かう特急のグリーン車に乗って見たんです(終点まで行っても2時間なので、常にガラガラです)。まあ、びっくりするぐらい大したことなかったです。その電車は、普通車と内装が似ているからか、間違えて乗ってくる人がいたり、降りがけに試しに座って見ている人がいたりで、「優越感」という意味でも、イマイチです。寧ろ、知り合いに見つかったら「なんだ、優雅な身分だな」とからかわれそうで、なんだか気恥ずかいぐらいでした。シートの幅も、同じ車体に、普通車と同じ4列なので、一緒です(新幹線は1列少ないので広いです)。前後は広いですが、その分テーブルに向かおうとすると、前屈みになる必要があります。仕事をするという意味では、特急グリーン車の利点は、空いていることぐらいでしょうか。

◆グリーン券の購入

各停のグリーン券は、車内で買うと結構割高なんです。なので、ホーム上の発売機でスイカで買っておくのがお勧めです(スマホがモバイルSuicaに対応していればさらに便利です)。余談ですが、東海道線の場合、熱海でJR東日本とJR東海が切り替わるため、熱海より先は、ホームで購入できないんです。入場前に[みどりの窓口]で買う必要があります。
今回は、手頃な時間に三島まで行く列車が無かったので、熱海で乗り換えです。そこで、貯まっていたJREポイント*を初めて使ってみることにします。これを使うと、どこへでも600円相当でグリーン車に乗れます。アプリで登録したスイカカードに記録が送られるとのことですが、反映されるまで時間が掛かるようで、当日に操作したら間に合いませんでした。また、乗る時に、スイカカードに発券操作をする必要があります。
また、アプリに「グリーン車乗車駅の緑か黒の券売機で」と注意書きがあって、私は、東海道線の停まらない駅から乗車するので、果たして乗車駅のホーム上の発売機が「緑か黒の~」に当てはまるのか不明です。一旦、改札口まで行って発券するのでは面倒だなあと心配してしまいました。でも、実際やってみたら、無事ホーム上で完了でした。ただ、この発売機の画面、カードを券売機に載せると、ずらーと値段が並ぶので、「やっぱりできない?」と思ってしまいます。キャンセルしようか迷ってよく見ると、左上に「ポイント利用」とあります。ここを押すと行き先だけを選ぶボタンが出て来る仕掛けです。正直、親切とは言えないですね。
* JR東日本のポイント。最初、マークを見て、競馬かと思ってしまいました。

◆車内

では、乗車です。首都圏の場合、グリーン車は2両付いているのですが、不思議なことに、大体どちらかが空いています。また、1階(というか半地下)は、大抵どちらも空いています。他に、車両の両端に普通の特急のように平屋建て部分があり、ここも空いていますが、私は、狭苦しいのと、特急と変わり映えがしないので使いません。もっとも、8人または12人で貸し切り状態になるので(両端がドアで仕切られています)、感染症が収まれば、ブレスト会でもできそうです。

まず、下準備として、通路側と窓側両方のテーブルを降ろします。これで携帯やティッシュ等の小物を隣に置くスペースができました。また、飲み物や小腹が減った時のためのお菓子類も、窓際に用意します。本当は脳の栄養として粒タイプのチョコレートが欲しいところでしたが、感染症の状況から、今回は、個包装でベタつかない物にしました。

◆トイレ

各停でも特急と同じような綺麗なトイレと洗面台が、2両あるグリーン車の繋ぎ目付近にあるのも便利なところです。

◆車内販売

最近は特急でも車内販売が無くなってきています。人件費が掛かる割に儲からないのでしょう。一方で、各停グリーン車は、チケットの確認(スイカで乗る時は、天井のランプ近くに当てるとランプが緑に変わるので声は掛けられません)を兼ねたアテンダントが乗っていて、飲み物やおつまみ程度の物が買えます。お値段は多少割り高ですが。一度、ジュースを買ったら、籠に無くて、在庫から持って来てくれたのですが、ぬるくて、ちょっとがっかりでした。階段があるのでワゴンは使えず、手提げで持って回っていて、見た目は華麗ですが、結構な重労働に見えます。

さて、この日は、まさにこの文章を書いていました。書いて、ペンが止まったら(Apple Pencilとmazecという手書き入力アプリを使っているので、文字通り「ペンが止まる」です)、車窓を眺めながら次を考え・・・を繰り返します。そんな風に過ごしながら、途中でお菓子をつまむなどしていたら、直ぐに終点熱海です(往きの時間帯は、三島まで直通する電車がありませんでした。帰りは直通で来れました)。
今回気付いたことですが、1階は2階よりも空いているためか、小さい子供連れの方と一緒になる可能性が高いようです(結構、グリーン車をこう使われる方もいます)。なので、仕事で使うようでしたら、多少混んでいても2階の方がいいのかもしれませんね。

奇特な方が、各停グリーン車の混み具合を調べてくれていました。

  たくみっく 【早見表】JR東日本の在来線普通列車グリーン車の混雑状況

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