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46.読書と日記_カレンダー・ガール/新井素子

カレンダー・ガール/新井素子


43.44.の日記の時に読んだ星へ行く船シリーズの3冊目です。


今回は宇宙船内での誘拐事件とスペースジャックのお話。

前作もだけれど、人が生きていく上での理不尽さだったり、生き物としてのどうしようもなさみたいなところが、事件の根本に置かれているのだと思う。
だからSFなのに感情移入ができてしまう。
というか、読んでいる時はもうこの物語の世界が当たり前になっていてSFだってことすら忘れてしまっている。

作品内であゆみちゃんが言う通り、日々生きているだけで恥ずかしいことだらけだと思う。
でもそれが生き続けるってことだもんね。

この読書と日記の記録を始めてから、まだ1年位だけれど、それでも読み返したら恥ずかしく思うような文ばかりだ。
一貫性がないし、読んだ本の影響をすぐに受けるし....
この記録を始める前にも、雑記のようなnoteを書いては恥ずかしくなって消してを繰り返してきたことを思い出す。
恥ずかしい記録も消さないでいられるのは、少し大人になって、自分を受け入れられたからかもなぁ、なんて。

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