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2年ぶりの海外で感じたことをありのままに

2年前の2020年2月、ちょうど退職届を出して海外に行こうと思っていたところコロナがきた。海外はあっけなく消え去って2年間国内で暮らした。日本の暮らしも楽しかったし充実していたが、今回ご縁があって2年ぶりに海外に行ってきた。
今日はそんな体験談のお話を。

ドバイ旧市街バスタキヤ

2年ぶりの海外。世界との距離が離れていた気持ち

今回の旅先はジョージア。今日本では話題になっている国の1つ。ビザなしで1年滞在でき、ヨーロッパも近く、物価も安い。今回はノマドニアでコミュニティマネージャーの講師をさせていただくことになりジョージアへ行ってきました。(気になる方は招待します)

奄美旅行からそのまま成田へ飛び国際線へ。気持ちは変に落ち着いている。2年前1人でフィリピンに行ったときは気持ちも興奮してソワソワしていたのに、今回はちょっと長い飛行機に乗るようなそれぐらい軽い気分。

その理由の1つに、世界との心の距離が離れてしまったからだと思う。あれほど海外に行きたかったのに、どこかコロナがあるからとその気持ちにはそっと蓋をしていた。だから現実感がなかったのだと思う。

ガラガラのエミレーツ航空 日本→ドバイ

世界は動いている

実際に飛行機を乗り継ぎジョージアに着いて「世界は動いている」という事実を胸にドンと突きつけられた。海外に来た事実を肌と匂いで感じゾクゾクしたのを覚えている。

国際線はほぼ満席。観光客やツアーでの団体旅行者もいる。仕事で来ている人もいるし、70歳ぐらいの老夫婦もいる。
真っ黒いマントに身を包んだイスラム系の女性たちや、髭をモジャモジャに生やしたインド人、赤いキャップ帽子と大きなバックパックが似合う西欧系の若者、家族連れで小さな子どもをあやすアジア系のお父さん。
多様な国籍の人たちが同じバスに乗り、同じ空間を過ごし、それぞれの目的へと向かって行く光景がたまらなく美しかった。

変わったことは旅の仕方。観光から海外での暮らしへ

2年前までの旅の仕方とは大きく変わった。

観光をメインに朝から夜まで歩き回っていた昔とは違い、今は仕事しながら行きたいところがあれば観光をするというワーケーションスタイル。

ホテルではなくAirbnbで宿を借りた。スーパーで買い物をして自炊をし、3日に1回は洗濯をする。1日休みだったら朝から郊外の湖へ行った。
そこで住む人と似たような生活をしていると、その街に自分が溶け込んだような不思議な感覚。これが楽しかった。1週間しか滞在していないのに、馴染みの道が出来たり、お気に入りのパン屋を見つけたり、地元のおばちゃんたちと温泉を楽しんだ。

余談だが、トビリシは東京よりも寒くて私は温泉に4回行っている。そのうちの1回、地元のジョージア人の2人と話で盛り上がって長湯してしまいそのまま意識を失ったのは思い出深い経験。その2人が助けてくれて、仲良くなって昼ごはんも夜ご飯も共にした。こんな出会いがあるのも海外のおもしろさの1つかもしれない。

その地域の「日常」を楽しむ旅の仕方が今のわたしの楽しみ方なんだとも思う。

地元の人が通う温泉No5
スーパーで買ったもの
トビリシ郊外にあるLisi Lake
ドバイのオールドスーク近くの川

コロナ禍での海外旅行の心構え

最後に海外旅行、実際どうなんだろう?と心配している人に向けて書こうと思う。
とは言ってもコロナ禍で変わったことは事前準備ぐらい。

調べることや事前準備が増える。

まずコロナ禍なので今までより調べ物は増えます。
どの国も渡航にはワクチンパスポート、もしくはPCR陰性証明書が必要になります。(ワクチンパスポートのアプリは2分で登録できるので簡単)
国によって必要なものは変わってくるので外務省のサイト等で調べられます。

私が行ったジョージアはワクチンパスポートだけで渡航できました。
もしワクチンパスポートがない場合(かつ空路入国)は72時間以内のPCR検査陰性証明書で渡航できます。

アラブ首長国連邦は72時間以内のPCR検査陰性証明書が必要です。

アプリが必要な国もある。
ジョージアではグリーンパスポート(今は廃止)がお店によって必要でした。
ドバイは不要でした。国や時期によって違うのでこれも調べたり、現地にいる日本人にSNSで聞いてみると良いと思います。

コロナに感染するリスクは必ずある。

これは日本でもあることなので海外だからという訳ではないのですが、コロナに感染する可能性は誰にでもあります。なので帰りの飛行機はギリギリに取ることをおすすめします。PCR検査は日本より安い国がほとんどです。

PCR検査の相場
ジョージア|1,500〜4,000円
ドバイ|0〜6,000円
ドバイではドバイ万博や外務省が指定する病院であれば無料で受けられます(2022年2月2日現在)国によって相場やサービスは違うのでTwitterなどでその国の大使館などをフォローしておくと良いでしょう。

実際、コロナで変わったことは事前準備ぐらいかな。あとは日本と対して変わりません。

アラブ首長国連邦AJMANの地域
ドバイEXPO

日本に留まり続けることのリスク


正直、海外旅行はもっと難しいものだと思っていました。でも変わったことと言えば出入国の時に渡す紙が増えたぐらい。あとは何も変わらなかった。自分で海外へのハードルを勝手にあげていたんだなと思いました。

わたしは今29歳なのですが、日本に留まり続けることの方が私にとってはリスクだと感じました。やりたいこと、行きたいところを制限して、自分の本当の感情を見失う。気づいた時にはその過去の時間は取り戻せず、後悔する人生を送ることになってしまう。

それこそ人生のリスクになると思いました。

もし、海外に行きたくて、でも躊躇している人がいたら教えてあげたい。
海外へのハードルは意外に低かったよ。って。

また今年どこかの国に行こうと思う。


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