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脱サラして飲食店開業へ
2021年の7月
コロナ禍の真っ只中に私たちは夫婦でジェラート屋を開業しました
数ヶ月前まで私(夫)は一部上場企業に勤めていて、
コロナ禍でもありがたいことに安定した生活を送っていました。
そんな中、私たちが飲食店をやるということをみんなに伝えたら、
口を揃えて「えっ?今?」
という驚きを隠せない反応をされたことを今でも強く覚えています
特に、会社の人たちからは
「こいつどうかしてる」っていう目で見られていました。
後から聞いた話ですが、私が辞めた後
「ジェラート屋やるんで会社やめま〜す」
っていう冗談がブームになったとか…
ちょっとひどい話ですよね…
でも、こんなことが冗談になってしまうくらい当時としてはあり得ない決断をしたんだなって思っています。
では、なんで開業したのか?
それは、コロナ禍で何もできない自分に嫌気がさしていたということもありますが、
何より、人生1回しかないのに好きな人といるよりも会社にいる時間の方が長いなんてイヤだと思ったからです
(ここは人によって考え方それぞれですよね・・)
それと、私たち夫婦は月に1回ジェラートを食べるのが趣味だったのですが、
仕事の都合で異動してきた今の場所にはジェラート専門店がなかったのです。
だから私たちが創るしかないという使命感みたいなものを感じて立ち上がりました。
開業したのは7月だったのですが、
なんと、、思い立ったのは、その半年前でした。
我ながらと突拍子すぎるだろ!と思ってます。
この結果、たくさんの失敗をしてきたので、このスピード感だけは絶対に真似をしないでください・・・
一方で、私たちは開業して本当によかったと常々感じています。
もし「会社」と「自営業」どっちがいい?と今聞かれたら「絶対に自営業」と即答できます
なぜなら家族と一緒にいれる時間が圧倒的に増えたのと、毎日朝晩と言えませんが、1日1回はみんな一緒にご飯を食べることができるようになりました
つくづく幸だな〜と感じています。
会社員の時はそんな気持ちになれたことが少なくて、家族と一緒にいる時間も限られていたし、いつも頭のどこかで仕事のことばかり考えていました。
人によって幸せを感じる瞬間は異なるかもしれませんが、私にとって家族との時間が何よりもかけがえないものでら、コロナ禍で大変な時もありましたが最適解の行動を取ることができたと思っています。
そして、もう一つ開業してよかったことがあります。
「よかったこと」というよりも大きく変われたことです。
それは、「自責思考」を持つことができるようになったことです。
恥ずかしい話ですが、会社員時代は何か問題があると会社のせいだとか、上司のせいだとか言葉にはしなくても、心の中で思ってしまうことがありました。
でも、個人事業になると誰がなんと言おうと全て自分の責任になります。
天気が悪くて売上が落ちても
クレームするようなお客さんが来ても
何が起きても、自分の責任です。
なぜなら、起業すると決めて、その道を進んだのは自分だからです。
自分が行動を起こさなければ天気に生活を振り回されることもなければ、もちろんクレームされることもありませんでした。
でも、それが幸せなことなんだということに最近になって気づいたのです。
どういうことかというと誰かの責任にしていたら嫌なことが起きても事態は何も変わりません。
でも、全ての矢印を自分に向けて自責思考を持つことができれば
明日から、もしくはその瞬間から改善に向けて行動を起こすことができます。
例えば天気が悪くて売上が落ちるなら、天気のいい日にもっと売れるように勉強しようとか
クレーム客が来るならば、もっとターゲットをしっかり選定して私たちのやり方に賛同してくれる人に情報を届けよう
とか色々考えることができます。
一方で他責思考のままだったら天気が悪ければ天気のせいにして落ち込むだけです。
「全ての矢印を自分に向ける」=自責思考
ここに気付けただけでも開業してよかったなーって思っています。
まだまだ勉強中ですが、
もっともっと理想のお店にできるように頑張っていこうと思います。
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