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【リトル・マーメイド】中年の眼差しでアリエルをみると

金曜ロードショーでディズニーアニメーションのリトル・マーメイドを観ることができた。
恥ずかしながら、初めて観た。

子供時代に観たかったなあ!

アリエルって16歳なんだね。
私は16歳の娘がいてもおかしくない年齢だから、どうしてもアリエルの父親(王)やアースラに感情移入してしまった。

人間は恐ろしい存在。
冷酷で野蛮で魚を食う――間違ってない。

一目惚れした男を追いかけて魔女と滅茶苦茶な契約をしてしまい、最後はパパに落とし前をつけてもらう話。
と捉えてしまうのは、冷たいだろうか。

全部何もかもアリエルの思い通りになっているんだよなあ。みんなから許されて。

私が子供のころ母に買ってもらって読んでいた絵本の「人魚姫」は、最後、海の泡になって消えるというバッドエンドの物語だった。

夢があるのはディズニーだけど、私はこの絵本のラストがやっぱり好きだ。
誓約と罰則を学んだ。
買い与えた母にナイスチョイス!!と伝えたい。

ディズニー版の大好きなところは、なんといってもアースラの存在!
肉感的で自由で綺麗事言わないところが大好き。
あとアースラはアリエルの声を奪いたがっていたのだけど、アースラの歌声だって同じくらい美しいんだよね。

アニメはディズニーに限らずルッキズム描写が通底していてしんどい時もあるけど、こういうキャラクターが元気だと嬉しい。

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