習慣化ができない私~最初はやる気満点なのに~
習慣化、できていますか? 私はできていません。
日常生活の習慣化といえば、朝起きてから歯を磨いて顔を洗います。さらに人によってはスキンケアをし、人によっては朝食を食べるでしょう。最後に、寝巻から外に出られる服に着替え、出社時間に間に合うように家を出ますね。
朝の一連の流れは、ほとんど習慣化されているかと思います。何も難しいことは考えず、体が勝手に動くままに意識を身を任せているような心地です。
なぜ朝の準備は習慣化できるのに、それ以外の、特に自分の身になりそうな行動は習慣化できないのでしょうか。私がここ数年で挫折した「習慣化したいこと」から、その原因を考えてみようと思います。
過去5年の間で私が習慣化したかったこと
ここでは、私が過去5年間で習慣化したかったことをご紹介します。書き出してみて「これだけ挫折を繰り返したのか、私は……」と悲しくなりましたが、なかなか習慣化ができない人を元気づけられれば、うれしいです。
毎日noteを書く
noteは、文章を書く人にとって自由度の高いツールです。SEOのように煩雑な決まり事がなく、日記感覚で挑戦することができます。久しぶりに触ってみると、見出しを作ることも簡単です。本当に使いやすい。
つまり、noteを使うことは決して難しいことではないのです。毎日机に向かい、書く内容を頭の中で考え、文章を起こす行為を面倒に感じることが多いのです。
仕事に疲れて体も脳もへとへとの日を例に挙げると、ただでさえ面倒な気持ちが大きくなり、机に向かわないまま寝てしまう確率は非常に高くなります。そして、一度途絶えた習慣は、簡単には戻りません。悲しいですね。
小説を書く
私は、趣味で二次創作をしています。好きなカップリングのシチュエーションをあれこれ考えることは好きですが、それを文字に起こすことは苦手です。頭の中の想像を、うまく言語化できないからです。
二次創作は趣味の一つなので、書かなければならないという義務はありません。苦手なら書かなければいいのですが、どうしても「言語化して形に残したい!」場合があります。そういうときは机に向かうのですが、やはり苦手と面倒が勝ってしまい、指は無意識にスマートフォンの画面をタプタプしています。5年前から習慣化したい行動なのですが、今もまったくできていません。
体にいいものを食べる
体にいいものを意識的に取ることは、意外と難易度が高い習慣でしょう。オーガニックにこだわる必要はありませんが、野菜を多く取る必要があるからです。
野菜を多く取る難しさは二つあると考えます。一つ目は、野菜料理はバリエーションが広くないと味に飽きる。二つ目は野菜が高いことです。
また、体にいいものを食べる行為には果物がつきものですが、果物もかなり値段が高騰しています。1個130円代のキウイと、一袋120円のポテチでは、ポテチの方が満足度が高くなります。多くの人が、満足度の高いポテチを手に取ってしまうのではないでしょうか?
適度な運動とストレッチを継続する
実はこちらは、現在進行形で習慣化を継続しており、現在進行形で挫折しそうになっております。
運動の習慣化が挫折する一番の理由は、内なる心の声に負けてしまうことだと考えます。「疲れたでしょ」「昨日がんばったし、今日はいいじゃん」「一昨日がんばったし、今日はいいじゃん」「1週間休んだのに、今更再開してどうするんだ?」と、内なる心のささやきは止まりません。この声を振り払い、毎日もくもくと決めたルーティンをこなすことでしか、運動の習慣化は果たせないでしょう。
もう一つ、ジムなどにお金を払い、もったいない精神で運動を継続するという方法もあります。私はお金を払ってホットヨガに通っていますが、インフルエンザにより一週間ほどお休みしました。それからさらに二週間経ちましたが、お休みは続いています。お金を払えばいいというわけではないということです。
本を読む
私は本を読むことが好きですが、読書を習慣化できたことはありません。私の場合ですが「習慣化しよう」と考えると、「毎日読まなければ」という義務感を感じてしまい、本能が拒絶反応を起こします。
先延ばし病という言葉を、私のように習慣化できない人は知っているのではないでしょうか。やらなければならない行為になった途端、先延ばし病が発症し、どんどん手を付けることが億劫になる。その結果、積み本で棚が埋まっていき、部屋を圧迫する原因につながります。
今年こそは、少しずつ積み本を消化したいと年明けに誓いましたが、習慣化は思うようにできていません。
早起き早寝
ここまで習慣化できていないのです。これも難しいですね。
習慣化に必要なことは何か?
習慣化を実現する要因の一つに、成功体験が挙げられます。習慣化しようと思った行為を、一週間、二週間と継続していくにつれ、そのことが成功体験として蓄積され、習慣化されやすくなるのです。
私は、この「成功体験」が重要であると考えていますが、逆に「ダメな成功体験」というものがあるとも思っています。その「ダメな成功体験」の積み重ねが、習慣化への壁をとんでもない高さにしているのではないでしょうか。ダメな成功体験とは何か、詳しく説明していきます。
ダメな成功体験とは?具体例は幼少期の私
ダメな成功体験とは、習慣化したい行動を、自分本位の理由で頓挫させることに成功してしまう体験のことを言います。
私は幼稚園の頃から色んなことに挑戦してきました。ピアノ、スキー、水泳、バドミントン、合唱、吹奏楽……。そして、その全てでダメな成功体験を経験しています。
なぜそうなってしまったのか? 私はとにかく練習が嫌いでした。上達する喜びよりも練習が嫌いで、大会や発表会に向けてコツコツと練習することが苦痛でなりませんでした。ピアノ教室に通う理由は、教室の猫に会いたかったから。水泳は、水に浮かぶのが気持ちよかったからです。
練習よりも友達との遊びを優先したかった私は、ありとあらゆる悪知恵を働かせて練習をサボりました。その結果、現在も継続している習い事は一つもありません。ただ、自分の内なる声に同意する理由探しだけが、上手くなってしまったように思うのです。
習慣化へのやる気が満点の内は同じ事を繰り返す
散々習慣化に失敗している私ですが、「習慣化しよう!」と思い立った日のやる気は100点満点です。このやる気がある限り、私は何度も習慣化に挑戦するでしょう。そして今回もできなかったなと後悔し、またやる気満点でがんばるを繰り返すのだと思います。
これはある意味、習慣化を失敗する習慣化なのかもしれません。最悪です。ここまで書いておいてなんですが、私は文章を書くことも読むことも大好きです。いつか、人間として生きる最低限の行動以外の習慣化ができたらうれしいなぁ。皆さん、習慣化、がんばりましょうね。
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