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禁煙10年(/・ω・)/

僧侶と煙草と聞いて、いかが思われるでしょうか。
宗派、地域、年代、付き合う集団等々によるのですが、少なくても20数年前の僕の周りの僧侶の喫煙率は70%を越えていました。
特にお勤めを専門に学ぶ機関に行った時は体感として90%は喫煙者じゃないかと感じられました。それは、オーバーとしても兎にも角にも喫煙者が多かった気がします。
一般家庭から僧侶世界に入った僕は、「ぼ、坊さんも煙草とか吸うのね」的に驚いた思い出があります。

そんな僕も、かなりヘビーな喫煙者でした。
1970年代生まれの人は結構、喫煙者がまだ多いかもしれません。
育ってきた環境が多分に影響はしているのですが、周囲の大人の大多数が喫煙をしていたように思います。

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そんな僕が築地本願寺に入った時も、かなりの喫煙者優遇環境でした。仏さまのおられる場所以外では、ほぼ何処でも吸えた気がします。
あと、ペーペーの仕事の一環として灰皿の用意・清掃なんかもありました。会議の度に古めかしい金属製の灰皿を各テーブルに設置したり、片付けたりをしていたことです。

そんな僕が、ふと思い立って2010年の10月に禁煙を始めたことであります。もともと喫煙が過ぎると翌日の喉の調子がてきめんに悪くなる体質ということもあり、また煙草の値上げが結構凄まじかったってのも理由にあったかもしれません。

と、いうことで今月で禁煙10年。
煙草を止めてみると、今となっては「なんで、こんなの吸ってたんだろう」と思うことであります。

やはり、人の嗜好も無常であります。称念合掌

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