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台風は必ずやってくる

沖縄で農にたずさわれば、台風を避けては通れない。

台風のシーズン(主に7・8・9月)をまたぐ作付けがある時は、台風の時にはどう対応するのかまで、考えておく必要がある。


今年は7月に台風が一つも発生しないという、異常な状態。

それでも、例年のように台風は20号前後までできるだろうから、これからのことを思うと恐ろしくなってしまう。。


そうこう言っているうちに、8月、二つの台風が沖縄本島をかすめた。


農場スタッフ各々がそれぞれの情報源(お天気アプリや米軍情報などなど)を元に、台風対策をどうするか話し合う。

8月の二つについては、暴風にはならないだろうという予想の元、台風対策は強風仕様に決定。

ビニールハウスの天井のビニールと遮光ネットを巻き上げて固定する、飛びやすいものを片付ける程度で、無事切り抜けられてホント〜っに、ホッとしている。


つい先日、ゆっくり通過した台風8号の時には、広場に作られたグリーンドーム(つる系の植物で覆われたドーム)のネットも念のために外し、強風に備えた。

このドームを覆う四角豆は多年生(成長は止まりますが、沖縄では冬を越します)で育てやすく、葉の茂りも良く、しかも美味しい!ので、植物で日陰をつくる時(グリーンカーテンなど)にオススメなのですが、やはり台風対策をどうするのかということを、製作前に考える必要があります。

今回は真ん中でネットを分けて下ろし、そのまま地面に寝かせるという方法(一人作業で約15分)を取っています。

そして、ネットを下ろしたついでに、パワーアップを試みました。

微妙な違いなんですが、これで日陰が広くなったはずです。(ドームではなくアーチになってしまいましたが。。)

寝かせる方向が逆になり、レモングラスを圧迫しますが、そこは強靭なレモングラス。問題ないでしょう。


年々、台風のできる位置が沖縄に近くなり、勢力もかなり強い状態でやってくるようになっています。

台風対策ができる時間が短く、シーズン中はあらかじめ台風に備えた態勢を取っておくことが大切。


台風が全く来ないと、水不足など他の悪影響もありますが、なるべく優しく、おてやわらかにお願いしたいものです。。



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