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ミツバチの恵の一つ。蜂蜜をいただきます。

2022年3月8日から始まった、僕の養蜂ライフ。
1年続けての感想は、「ミツバチ、最高にカワイイ」でした。

初めは恐るおそるだった内検も、ずいぶん慣れ、観察も注意深くなり、基本的な管理の仕方が分かってくると、ミツバチの作業が楽しみに。。

「今日はミツバチの日だ〜♪」と、嬉しくなります。

できるのであれば、希望者みんなが、養蜂を始められると良いと思うほど、イイ。。。

週に一度の世話で、「蜂蜜」「蜜ろう」「プロポリス」などの物質的な恵みだけじゃなく、花粉媒介や僕みたいに存在自体に癒されたり、ホントに豊かさを運ぶ生き物だなぁと感じております。

そんなミツバチたちの集めた「蜂蜜」をいただく作業「採蜜」をしました。

冬が明け、暖かくなってくると、蜂たちの動きも活発になってきます。
巣枠はどんどん増えていきます。枠が待ち切れないくらいのスピードで巣づくりを進めるんです。新しい巣枠の挿入が遅れると、「無駄巣」と言って、枠以外のところに巣をつくっていき、コレがあると作業が大変になるのですが、「無駄巣」自体は全然無駄ではなくて、「100%天然の蜜ろう」として使うことができます。
卵があるときは、巣に留めて、育児が終わってからの回収になって、その間作業が大変になるんですが。。。ドカンと蜜ろうが採れると感激しちゃいます。形もキレイですしね。


採蜜には少々段取りがあります。
巣枠を遠心分離機にかけて蜜を取り出すのですが、幼虫やサナギがいると一緒に出てきてしまうので、蜜だけの巣枠をつくるのです。

どうするかと言うと、巣箱を2階建てにして、女王が2階に上がれないように「隔王板(かくおうばん)」を1階と2階の間に設置。これは働きバチは通れるけど、体の大きい女王蜂は通れない、絶妙なサイズの格子状になった板で、2階にある巣枠に、新しい卵が産みつけられないようにするのです。

では、2階にはどんな巣枠が入るのか。。
1階で蓋をした巣房がいっぱいの巣枠と、蜜と花粉だけの巣枠が2階に上がります。
この時、産まれたばかりの卵があったとして、働きバチだと蜂になるまで21日、雄蜂だともうちょっと長くかかります。

なので、羽化して出てきた後の巣房に、蜜が貯って搾りどきになるのは、巣枠を2階に上げてから約3週間後。その頃には幼虫も軒並み羽化しています。

蜜の貯まった巣枠を取り出し、ミツバチが蜜にした蓋を蜜刀でとって、遠心分離機にかけて、採蜜となります。
採った蜜は、網などで濾して蜜以外のもの(巣枠の破片など)を取り除いて、完成。この時はテンションも上がってしまいますね。。。

蜜を採り出した巣枠は、全て空室で卵がすぐに産める巣枠になるので、1階に戻します。すると女王がドンドン卵を産んでくれるので、蜂がまた増えて。。。。
この時、ほとんどが蓋をした巣房の巣枠か、蜜と花粉だけの巣枠があれば、それを2階に上げ、次の採蜜用に準備します。
そして、3週間後また採蜜できるという寸法です。

上手くいけば、年間20kgの蜂蜜を、1つの巣箱からいただけるとのこと。。
今年はすでに2度、合計6kgほど蜜を分けてもらってます。

後2度は採蜜できそうで、一箱で10kgは超えるでしょう。

https://www.instagram.com/p/CreeebTyaIF/?igshid=MzRlODBiNWFlZA==

養蜂、始められそうなら、オススメです。
一箱いかがでしょう〜?

2023年5月21日(日曜日)暮らしの発酵ライフスタイルリゾートにて、採蜜のワークショップ(詳細にリンク)があります。
申し込みはこちら→採蜜体験! 新垣養蜂園 新垣さんの蜂育講座



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